この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
三重県津市に所在する真宗高田派本山専修寺は、親鸞の教えを受け継ぐ真宗寺院です。江戸時代以降は、皇族や公家の子弟が住持を務める門跡寺院としての格式を誇ってきました。同寺には、親鸞自筆の国宝『西方指南抄』をはじめとする法宝物に加え、宮家ゆかりの美術作品も数多く所蔵されていますが、その全貌はいまだ明らかになっていません。こうした美術品の存在は、専修寺が宗教施設にとどまらず、宮廷文化や世俗文化を受け入れ、蓄積の場でもあったことを物語っています。
学習院大学文学部哲学科(美術史学専攻)では、令和5年(2023)よりこれまで5回にわたり美術工芸品の悉皆調査を行いました。本展では、さまざまな文化が交わる結節点としての門跡寺院の姿を示す、選りすぐりの作品を紹介します。
◆ 専修寺(せんじゅじ)
三重県津市一身田町にある真宗高田派の本山・専修寺は、「高田本山」の名で親しまれる伊勢の名刹です。 親鸞聖人の教えを受け継ぐ全国約600カ寺の中心寺院で、伊勢国内の拠点として創建され、関東の本寺焼失後に本山として定着しました。約三万坪の史跡指定の境内には、国宝の如来堂・御影堂をはじめ多くの文化財が立ち並び、伽藍と門前町が一体となった宗教都市的景観を今に伝えています。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年5月22日(金)~2026年6月13日(土) |
|---|---|
| 会場 |
霞会館記念学習院ミュージアム
|
| 住所 | 東京都東京都豊島区目白1-5-1 |
| 時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
| 休館日 | 2026年5月31日(日)、6月7日(日) |
| 観覧料 | 無料 |
| TEL | 03-5992-1173(直) |
| URL | https://www.gakushuin.ac.jp/univ/ua/ |
霞会館記念学習院ミュージアムの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ ギャラリートーク
会期中、特別展示室にて学習院大学文学部哲学科(美術史学専攻)教授、学生らによるギャラリートークを実施します(申込み不要)。
5月30日(土) 14時~ 皿井舞教授
6月6日(土) 14時~ 近藤壮教授
6月13日(土) 14時~ 荒川正明教授(霞会館記念学習院ミュージアム館長)
会期中連日 12時40分~13時 学生(学部生・大学院生)、卒業生など
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出展作品・関連画像IMAGES
阿弥陀如来立像(御対面所本尊) 慶俊
木造 金泥塗り・切金 玉眼嵌入 鎌倉時代・延応2年(1240)
専修寺蔵 撮影:大屋孝雄
重要文化財 親鸞聖人伝絵(部分) 詞書:覚如
紙本著色 鎌倉時代・永仁3年(1295)
専修寺蔵 撮影:大屋孝雄
桐鳳凰蒔絵書棚
木胎 漆塗・蒔絵 江戸時代後期・1850年代
専修寺蔵 撮影:大屋孝雄
透彫双耳三足香炉 薩摩焼
陶胎 明治時代~大正時代・19~20世紀 昭憲皇太后御遺品
専修寺蔵 撮影:大屋孝雄
常磐井鶴松(堯猷上人)像 中丸精十郎
カンヴァス 油彩 明治19年(1886)
七宝花鳥文花瓶 粂野締太郎
金属 七宝 明治時代~昭和時代初期・20世紀
専修寺蔵 撮影:大屋孝雄
玉製鵞鳥置物
玉 明治時代・20世紀 明治天皇御下賜品
専修寺蔵 撮影:大屋孝雄
専修寺如来堂
専修寺外観