この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
日本随一の内容を誇る何必館(かひつかん)・京都現代美術館所蔵の魯山人コレクションの中から厳選した作品を、「陶」「書」「茶」「花」「食」の5つのテーマに分けて展示。それぞれのテーマに合った空間を、作品の魅力を一層引き立たせる古材や更紗(さらさ)、根来(ねごろ)などと取り合わせて演出することで、「用の美」にこだわり続けた魯山人の創作世界とその精神を、より鮮明に紹介します。
京都上賀茂の社家に生まれ、書家、篆刻家として出発した北大路魯山人(1883(明治16)年-1959(昭和34)年)は、陶芸をはじめ書・絵画・漆芸・篆刻・金工など、個性溢れる作品を数多く生み出しました。
また、美食の追求からその実践の場として「美食倶楽部」、「星岡茶寮」を創設し当時第一級の政治家や財界人、文化人らが集うサロンとして、その名は全国に広まりました。鎌倉の「星岡窯」で、魯山人自身が使うために生み出された器の美しさは、日本だけでなく、海外でも高く評価されています。昭和29年にニューヨーク近代美術館で「魯山人展」が開催されたのをはじめ、国内外で多くの展覧会が開催され、魯山人の作り上げた美学は没後半世紀を経た今もなお、人々を魅了してやみません。
「何必館・京都現代美術館 魯山人コレクション」は、館長である梶川芳友氏が、50年に渡り蒐集した、日本随一の内容を誇る魯山人コレクションであり、本展では、その中から厳選された作品約100点を、「陶」「書」「茶」「花」「食」の 5つのテーマ に分け、古材や更紗(さらさ)、根来(ねごろ)などと取り合わせ展示いたします。
魯山人の作品は、「使う」ことで一層の輝きを放ちます。生涯をかけて日本の美と食を追求した魯山人の「和の美を問う」という、これまでにない充実した展覧会になります。この機会に是非ご高覧ください。
ギャラリー・トーク
4月22日(土)、5月6日(土)、20日(土)、6月3日(土)各13:00~14:30
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年4月15日(土)~2017年6月11日(日)
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会場 |
大分県立美術館(OPAM)
![]() |
住所 | 大分県大分市寿町2番1号 |
時間 |
10:00~19:00
(最終入場時間 18:30)
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休館日 |
年中無休 5月8日(月)、5月22日(月) |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学生・高校生 500円(300円)
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TEL | 097-533-4500 |
URL | https://www.opam.jp/ |
大分県立美術館(OPAM)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

北大路魯山人 《つばき鉢》 1938年 何必館・京都現代美術館蔵

北大路魯山人 《於里辺篭花入》 1951年 何必館・京都現代美術館蔵

北大路魯山人 《閑林》 1954年 何必館・京都現代美術館蔵

北大路魯山人 《黒織部沓》 1952年 何必館・京都現代美術館蔵

北大路魯山人 《備前旅枕花入》 1958年 何必館・京都現代美術館蔵

北大路魯山人 《木の葉平向》 1953年 何必館・京都現代美術館蔵

北大路魯山人