この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
その描写力はジャンルを超える――谷口ジローの豊潤な創造の世界を体感
緻密な描線やストーリーテリングで、世界中の読者を魅了する漫画家・谷口ジロー(1947–2017/鳥取県出身)。日本では、ドラマ化された人気作品『孤独のグルメ』でその名を知る人も多いでしょう。
しかし、彼の創作の魅力は、決してこの作品のみに集約されうるものではありません。
デビューから約50 年にわたる漫画家としてのキャリアの中で、谷口は、非常に多岐にわたる題材を描いてきました。信念をぶつけ合う男たちのドラマ、厳しい自然と対峙する人間の姿、動物たちのいのちの手触り、さらには時代の「思想」そのものといった抽象的な事柄、そして「歩く」「食べる」といった日々の何気ない営みなど、取り上げてきたテーマの幅広さには驚くべきものがあります。
それは、限られた領域にとどまることなく、常に好奇心と探究心をもって新しいマンガ表現を模索し、卓越した描写力でそれを具現化し続けた――「マンガ」の可能性を生涯かけて切り拓き続けた姿勢のあらわれでもありました。
本展では、そんな「開拓者」としての漫画家・谷口ジローの軌跡を辿ります。時を経ても色褪せることのない谷口の作品世界を、ぜひご体感ください。
◆ 谷口ジロー プロフィール
谷口ジロー(1947-2017)/鳥取県出身の漫画家。石川球太のアシスタントを経て、1971年漫画誌デビュー。「事件屋稼業」、「『坊っちゃん』の時代」(いずれも関川夏央との共作)、「父の暦」、「遥かな町へ」、「神々の山嶺」(原作:夢枕 獏)など多様な作品を発表。「孤独のグルメ」(原作:久住昌之)はドラマ化されたことでも知られている。海外で非常に評価が高く、19 の言語に翻訳出版され、映画、ドラマ、演劇にも展開されている。1992年「犬を飼う」で第37回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。他にも手塚治虫文化賞マンガ大賞、アングレーム国際漫画祭最優秀脚本賞や最優秀美術賞なども受賞。2011年にはフランス政府芸術文化勲章シュヴァリエ章受章。2017年逝去。2026年秋に映画「遥かな町へ」が公開、ベルギーで回顧展が開催される。2027年にはアメリカでのグループ展に出品予定。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年7月11日(土)~2026年8月30日(日) |
|---|---|
| 会場 |
鳥取県立美術館
|
| 展示室 | 3F企画展示室 |
| 住所 | 鳥取県倉吉市駄経寺町2-3-12 |
| 時間 |
|
| 休館日 |
月曜日、7月21日(火) ※7月20日、8月10日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,500円(1,200円) 学生 950円(750円) 高校生 500円(400円) 小中学生 300円(240円)
|
| TEL | 0858-24-5442 |
| URL | https://tottori-moa.jp/exhibition/view/taniguchijiro/ |
鳥取県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
「ふらり。」©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「光年の森」©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「神々の山嶺」(原作:夢枕獏)©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「神々の山嶺」(原作:夢枕獏)©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「歩くひと」©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「遥かな町へ」©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「孤独のグルメ」(原作:久住昌之)©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「青の戦士 -BLUE FIGHTER-」(原作:狩撫麻礼)©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
「ヴェネツィア」©PAPIER/Jiro TANIGUCHI
