マーシャル・ロック個展
『風景の余白に耳をすます』
府中市美術館 市民ギャラリー
- 開催期間:2026年1月6日(火)~2026年1月25日(日)
- クリップ数:7 件
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
マーシャル・ジェフリー・ロックは英国の綿工場の町に育ちました。機械の律動と牧草地の静けさに挟まれた環境が、日常に潜む「気づき」へ向かう眼差しを育んでおります。美術は独学で研鑽し、英国各地で個展を重ね、作品は北米・欧州・アフリカ・日本のコレクターや鑑賞者に支持されてまいりました。 国際アートサイト The Artling では Exclusive Artist として紹介され、2018年からは東京・府中を拠点に制作を続けています。池田20世紀美術館や府中市美術館 市民ギャラリーでの発表を重ね、澄んだ構成と抑制の利いた色調による風景表現で評価をいただいております。
アトリエ名は「森羅万象」です。万物が呼応するという考えのもと、自然に何かを“加える”のではなく、すでに在る呼吸を聴き取る姿勢を貫いております。霧の谷の静けさ、風に刻まれた岩肌、夕暮れの深まり――そうした目に触れにくい徴を、油彩・アクリル・木彫の方法で画面にとどめます。ロックは風景を記録ではなく肖像として扱います。場所の表情や時間の気配、出会いの瞬間に揺れる感情が、簡潔な筆致の内側からそっと立ち上がってまいります。根底には、日本の美意識、とりわけ侘び寂びに学ぶ時間感覚がございます。移ろい、欠け、風化に宿る品位が色と形のテンポを整え、見る方の呼吸へと寄り添っていきます。どうぞ急がずにお近づきください。視線が落ち着くほどに余白が働き、記憶と現在がゆるやかに結び直されます。
平面から立体へ広げた実践もご紹介いたします。朽ちゆく生命と歳月を刻んだ古木の幹から生まれた〈森の精霊のテーブル〉五点は、ラピスラズリや蜻蛉の彫金、石化木を静かにあしらった各一点制作で、触れる尺度と見る静けさが交差する場をつくります。特大の丸太をくり抜いた大作彫刻 《北の龍の船》 は、北の海を思わせる気配を会場に湛え、空気の密度をわずかに変えてゆきます。絵画と木工・彫刻が交わる地点で「風景」はもう一度生まれ直し、見る方ご自身の時間と歩調を合わせてくれます。作品の前に立つと、土地と光、記憶と感情が、過不足のない構成のなかで静かに重なります。そこで起こるのは説明ではなく、日常に潜む気づきそのものの体験です。もし何かが心に残りましたら、その小さな手がかりをお持ち帰りください。日々の歩みの中で、同じ気配にふたたび出会っていただけるはずです。
マーシャル・G・ロック
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年1月6日(火)~2026年1月25日(日) |
|---|---|
| 会場 |
府中市美術館 市民ギャラリー
|
| 展示室 | 市民ギャラリー |
| 住所 | 東京都府中市浅間町 1-3 |
| 時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
| 休館日 | 2026年1月13日、19日 |
| 観覧料 | 無料 |
| URL | https://www.shinrabansho-art.com |
| SNS |
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出展作品・関連画像IMAGES
驟雨 油彩 カンヴァス 90cm×120cm
まどろみの朝 アクリル ボード 90cm×90cm
夕焼けの鶴 アクリル ボード 90cm×90cm
黄金の丘 アクリル ボード 90cm×90cm
蒼の富士 アクリル カンヴァス 100cm×100cm
水辺の命 アクリル ボード 90cm×90cm
林道 アクリル カンヴァス 80cm×80cm
霜森 油彩 カンヴァス 100cm×100cm
北の竜の船 80cmx80cmx70cm

