4.0
長期閉館前、ザ・岡本太郎の圧倒空間
長期閉館前の展覧会。
常設展、企画展ともに、力いっぱい出し切るような、素晴らしさ。
常設展は、10月の入替で、長期閉館前に相応しい太郎作品オンパレードの構成。
迫力や躍動(岡本太郎用語では「爆発」)に満ち溢れる空間で、どっぷりと岡本太郎の世界に浸る快感を抱きました。
今回、初訪です。
そもそも、私設ではなく川崎市営にして、コンパクトながらも、岡本太郎を見せることに全て振り切った当館の常設展示ゾーンの作り込みには、感慨ひとしおでした。ベースは、約2千点の寄贈作品とのこと。
広大な行生田緑地公園の一部を割り当てて、屋外空間にも大小の立体作品が配置され、入館前から心躍ります。
真っ赤で薄暗いプロムナードに導かれ、高揚感たっぷりに絵画作品のゾーンに入ると、大戦後、1950年前後の力ある作品がドーンとお迎えです。それ以前のシュルレアリスム的作品は、戦火で消失し、本展にはない。
途中の半円系の小部屋には本人の年表とともに、父(有名な漫画家、知りませんでした)と母の紹介も。
絵画展示の最後の3室目では、壁一面に10作が並ぶ圧巻ゾーンもあり。太郎作の椅子が並んでいて、ゆったり鑑賞です。
後半の立体作品ゾーン。カラフルな椅子の展示では、自由に座り心地(良かったり悪かったり)を確かめって遊べる空間。そして続く、天井高い円形の展示コーナーは、色々あるけどどれも見たことあるような、代表的な表現の作品群。
いつでも行けると思って後回しにしていると、やおら行けなくなる事態になり、焦燥感にかられる。これ、よくあります。最近だと、DICもそうでしたが、今回の岡本太郎美術館もそう。本展は約半年の期間があったのに、閉幕直前の駆け込みになり悔しい思いです。(長期休館なので何年か後には再開の予定ですが。)
天気の良い週末午後の訪問、私と同じように長期閉館を惜しむ人々で、なかなかの賑わいでした。
企画展の感想は別稿にて。













