この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
2025年、「いのち輝く未来社会のデザイン」を統一テーマに「日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開催されました。1851年に圧倒的な工業力を世界に示すためロンドンで誕生した国際博覧会(以下、万博)は、参加国が自国の文化や高い技術力を発信する一大催事として今日まで世界各地で行われてきました。それは同時に、植民地問題、民族問題、環境問題など国際社会が抱えるさまざまな矛盾と葛藤を内包してきました。万博の変遷は、19世紀から21世紀を迎えて四半世紀の現在に至る西洋近代主義のグローバル化の光の軌跡であると同時に、20世紀の2つの世界大戦に象徴される文明の影と不可分の歴史であると言えるでしょう。近年の万博では、参加者にも現代社会がはらむ数多の課題について考える姿勢が求められています。
本展は、創造と解体をくりかえす万博の特異な祝祭空間について2部構成でふりかえります。第1部【万博と日本グローバリズムの光と影】では株式会社乃村工藝社の博覧会コレクションを中心に、日本との関わりに重点をおき、19世紀の初期万博から1970年大阪万博開催までの歴史や会場空間の変遷をたどり、今日的視点からその意味を探ります。第2部【メタボリズムと共生黒川紀章のEXPOʼ70を中心に】では「人類の進歩と調和」を統一テーマに掲げた1970年大阪万博において「メタボリズム(新陳代謝)」という建築理念をキーワードに複数のパヴィリオン設計に関わり、1990年代に和歌山県立近代美術館の設計を手がけることになる建築家・黒川紀章の仕事を、今回の万博の統一テーマにも連なるその先見性と合わせて紹介。さらに、大阪・関西万博にて和歌山ゾーンに出品されたアートワーク《トーテム》を特別展示します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年2月14日(土)~2026年5月6日(水・振) |
|---|---|
| 会場 |
和歌山県立近代美術館
|
| 住所 | 和歌山県和歌山市吹上1-4-14 |
| 時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日(祝休日の2月23日、5月4日は開館)、2月24日 ※4月1日(水)~4月5日(日)は空調改修工事のため休館予定 |
| 観覧料 | 一般 600円(480円) 大学生 330円(290円)
|
| TEL | 073-436-8690 |
| URL | https://www.momaw.jp/ |
和歌山県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
和歌山県で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES
「万博のレガシー ―解体と再生、未完の営為を考える―」展チラシ表面
アートディレクション:粟津ケン デザイン:軸原ヨウスケ
昇斎一景《元ト昌平阪聖堂ニ於テ博覧会図》1872年 乃村工藝社蔵
中山文孝《紀元 2600 年記念 日本万国博覧会[ポスター]》1938年 京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵 AN. 2694-37
粟津潔《黒川紀章の作品[ポスター]》1970年 美術出版社刊 個人蔵
黒川紀章《EXPO'70 東芝 IHI 館》1970年 (撮影:大橋富夫) 黒川紀章建築都市設計事務所蔵
黒川紀章《EXPO'70 空中テーマ館住宅カプセル[スケッチ]》1969年 黒川紀章建築都市設計事務所蔵
黒川紀章《EXPO'70 空中テーマ館[模型写真]》 1968年 (撮影:大橋富夫) 黒川紀章建築都市設計事務所蔵
黒川紀章《EXPO'70 タカラ・ビューティリオン[模型]》1968年頃 タカラベルモント蔵
黒川紀章《EXPO'70 タカラ・ビューティリオン》1970年 (撮影:黒川紀章建築都市設計事務所) 黒川紀章建築都市設計事務所蔵
