この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
画家・安野光雅(あんのみつまさ 1926‐2020)は、島根県鹿足郡津和野町に生まれ、自然あふれる土地でさまざまな空想をめぐらせ、絵描きになることを夢見て少年時代を過ごしました。1950年に上京、小学校で図画工作を教えるかたわら、本の装丁や挿絵などを手がけます。1961年に教員を経て画家として独立し、1968年『ふしぎなえ』で絵本作家デビュー。その後は画家、絵本作家、装丁家、また執筆活動など、幅広い分野で活躍を続けました。
独自の世界観で美しく繊細に描かれた作品は国内外で人気を得て、「児童文学のノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞画家賞をはじめ、数々の賞を受賞し高く評価されました。こうした作品の原点には、津和野で育まれた幼い頃の体験や教員時代に試行錯誤した経験が投影されています。
本展では創作の出発点である教員時代に着目し、学校の授業科目に見立てた構成により、絵本原画や装丁を手掛けた書籍、劇団『こまつ座』のポスターなど、多彩なジャンルの作品を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2025年7月12日(土)~2025年9月7日(日) |
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会場 |
高知県立美術館
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住所 | 高知県高知市高須353-2 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 | 会期中無休 |
観覧料 | 一般 前売 1,120円 一般 当日 1,400円(1,120円) 大学生 950円(760円) 高校生以下 無料
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TEL | 088-866-8000 |
URL | http://moak.jp/ |
高知県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
巡回展TRAVELING EXHIBITION
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出展作品・関連画像IMAGES

「ふしぎなのり」 『はじめてであうすうがくの絵本1』より 1982年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

『かげぼうし』より 1976年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

「7」『かぞえてみよう』より 1975年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

『もりのえほん』より 1977年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

『蚤の市』より 1983年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

『天動説の絵本—てんがうごいていたころのはなし—』より 1979年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

「オオカミとサギ」『きつねがひろったイソップものがたり1』より 1987年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館

『おおきな ものの すきな おうさま』より 1976年
©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館