この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1970年代初頭、大ヒット漫画「同棲時代」によって一大センセーションを巻き起こし、時代の寵児となった漫画家・上村一夫(1940~1986)。
背筋が凍るほど美しい女たちの強い眼差し。それは、上村自身の眼でもある。人間の本性を容赦なくえぐり出し、今なお私たちを見つめ、問い続ける。
哀しい女の業、渦巻く情念の炎、静かな狂気に潜む、底知れぬ心の闇……!あなたは、その強烈な視線に耐えることが、できるだろうか-?
月産400枚以上という驚異的なスピードで数々の傑作を世に送り出し、45歳で急逝してから30年-。甘美なる抒情、あふれ出す詩情、背徳のエロス…… 徹底した上村美学を、約500点によって展覧する。
<ギャラリー・トーク>
※ 両日とも申込不要。無料(要入館料)
◆ 1月11日(月祝)14:00~約1時間
ゲスト/上村汀(上村一夫長女)
学芸員が上村一夫の長女・上村汀さんにお話をお聞きしながら、展示会場をご案内。30年前の1月11日午前1時、45歳で急逝した上村の命日に当たるこの日、若くして逝ってしまった上村に思いを馳せながらすごす特別なひととき。
◆ 2月14日(日)14:00~約1時間
ゲスト/上村汀(上村一夫長女)
学芸員が上村一夫の長女・上村汀さんにお話をお聞きしながら、展示会場をご案内。娘の眼から見た父・上村一夫の知られざる貴重なエピソードをお聞きします。
<記念トークショウと音楽イベント>
◆ 3月5日(土)17:30~
糸井重里(ほぼ日刊イトイ新聞主宰)×上村汀(上村一夫長女)
数々の文化人・芸能人が集まったという新宿のバー「ジャックの豆の木」や四谷の「ホワイト」。糸井さんから、お店での上村一夫の様子を始め、お店での交遊関係、逸話、そして、糸井さんの上村作品への想いなどをお聞きします。
◆ 3月12日(土)17:30~
深田太郎(阿久悠長男)×上村汀(上村一夫長女)
二世同士の夢の初対談。阿久悠と上村一夫の出会いは、上村がまだ学生の時、二人が有名になるずっと前でした。親友として強い絆で結ばれていた阿久悠と上村一夫。上村の告別式で友人代表として弔辞を読んだのも阿久でした。それぞれの父親の知られざる一面を、息子、娘の視点から自由に楽しくお話しいただきます。
◆ 3月20日(日)17:30~
岡崎英生(元劇画原作者)×筧悟(編集プロデューサー)×森田敏也(劇画研究家)×上村汀(上村一夫長女)
『ヤングコミック』元編集者であり上村作品の原作者として知られる岡崎英生さん、同じく『ヤングコミック』元編集者の筧悟さん、2011年に上村一夫の画業を網羅して出版された『リリシズム』の編集に携わられた森田敏也さん、上村一夫の長女・上村汀さん4人による公開座談会。岡崎さんと筧さんには、生前の上村一夫の仕事人としての顔、森田さんには、上村マニア代表として上村作品について、汀さんには、娘の眼から見た父・上村一夫をそれぞれ自由にお話いただきます。
◆ 3月19日(土)18:00~
曽我部恵一ミニライヴ
サニーデイ・サービスのボーカル・ギタリストとして活躍中のミュージシャン・曽我部恵一さんのミニライヴです。サニーデイ・サービスのアルバム『若者たち』のブックレットにインスパイアソースとして「同棲時代」がクレジットされたことがきっかけで、上村作品に初めて触れた、という方も多いと思います。今回はギターの弾き語りで、上村一夫の世界に通ずる70年代の若者の心象風景を歌っていただきます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年1月3日(日)~2016年3月27日(日) |
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会場 | 弥生美術館 Google Map |
住所 | 東京都文京区弥生2-4-3 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※展示替え期間中、年末年始 ※新型コロナウイルスの影響により、休館日が変更になる場合があります。 |
観覧料 | 一般 1,000円 大・高生 900円 中・小生 500円 ※2つの美術館は同じ建物内で見学ができ、上記料金で2館併せて鑑賞できます。 |
TEL | 03-3812-0012 |
URL | http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/next.html |
弥生美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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