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またまたクニヨシ、それでも飽きません
ここ最近のクニヨシブームで、また??とおもってしまうのですが、やはりそこは浮世絵好きにはたまらない展覧会でした。
会場が狭く通路もこまごま名部分もあったりするのですが、混まない時間帯でしたら気にならない程度でした。
作品は点数もおおく、また、武者絵も役者絵もと、バラエティに富んでいて、太田記念とBUNKAMURAと印博のいいとこどりみたいな展覧会でおもしろかったです。
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2017年の「春の江戸絵画まつり」では、江戸後期の浮世絵師、歌川国芳を取り上げます。ここ数年の国芳の人気ぶりは、同時代の葛飾北斎や歌川広重をしのぐ勢いでは、と思えるほどです。「なぜ今、国芳なのか?」 その答えを、国芳の作品の中に秘められた造形力や美意識に探る展覧会です。
明治時代以降、国芳は人気があったものの、美術史のうえでは、必ずしも高く評価されてきたわけではありません。作品には、余韻や情緒よりも、激しさやにぎにぎしさ、笑いが満ちあふれています。それが、浮世絵の歴史上「末期」「退廃期」と呼ばれてきた、19世紀という時期のイメージに重なり合ったせいかもしれません。明治時代に外国人から評価された北斎や、西洋のロマン主義的風景画にも響き合う芸術と賛美された広重とは違って、近代の日本では、国芳の卓越した描写力を前向きに受け取ろうとする人は少なかったようにも思われます。
しかし今、浮世絵ファンはもとより、日頃は日本美術にあまり関心のない人に至るまで、本当に多くの人たちが、国芳の作品に熱い眼差しを寄せています。そしてそこには、現代のイラストレーションやマンガを楽しむのに似た感覚も感じられます。「古いもの」の趣を味わおうという、いかにも身構えた鑑賞ではなく、日常の娯楽の一部としての「国芳画の楽しみ」が生まれているように見えるのです。
このたびの展覧会は、二部構成になっています。第1章の「19世紀の国芳」では、国芳の作品の成り立ちや当時のありようを紹介します。国芳が手がけたさまざまな仕事や、歌舞伎を題材にした一枚の絵が、どんなに夢いっぱいのものであったかなど、いくつかのポイントを取り上げます。
そして第2章は、「21世紀の国芳」。国芳の作品がどうして今輝いているのか、どんなところが現代人に訴えているのかを、造形の手法や題材、作者の心といった点から探ります。
前期・後期合わせて、およそ240点の国芳の作品をご覧いただきますが、代表作の多くを、摺りの状態、保存状態ともに非常に良質の作品によって味わっていただける機会となります。また、国芳の作品のほかに、円山応挙や亜欧堂田善、安田雷洲らの作品も展示いたします。創作の源泉や時代性という点からも、国芳の魅力をより身近に、深く感じていただけるでしょう。時を超えて現代の人々を魅了する国芳のすばらしい絵の世界を、楽しんでいただけることでしょう。
会期 |
2017年3月11日(土)~2017年5月7日(日)
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会場 | 府中市美術館 Google Map |
住所 | 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内) |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※3月20日(月)、5月1日(月)は開館、3月21日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 700円(560円) 高校生・大学生 350円(280円) 小学生・中学生 150円(120円)
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi21.html |
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ここ最近のクニヨシブームで、また??とおもってしまうのですが、やはりそこは浮世絵好きにはたまらない展覧会でした。
会場が狭く通路もこまごま名部分もあったりするのですが、混まない時間帯でしたら気にならない程度でした。
作品は点数もおおく、また、武者絵も役者絵もと、バラエティに富んでいて、太田記念とBUNKAMURAと印博のいいとこどりみたいな展覧会でおもしろかったです。
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