この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
今から100年前の大正13年(1924)、大佛次郎が書いた「快傑鞍馬天狗 鬼面の老女」が、講談雑誌「ポケット」に掲載されました。幕末を舞台に活躍する正体不明の剣士、鞍馬天狗の誕生です。以降、大佛はさまざまな新聞や雑誌に、短篇・長篇合わせて47作を発表しました。
昭和に入り「少年の為の鞍馬天狗 角兵衛獅子」が雑誌「少年倶楽部」で発表されると、子どもたちのヒーローとなった鞍馬天狗は、雑誌掲載、映画、書籍発行と複数メディアにまたがって、ますます活躍の場を広げました。とくに映画はアラカン(嵐寛寿郎)をはじめとする数々の名優が鞍馬天狗を演じ、合計63作品が制作されたことからも人気ぶりがうかがえます。
本展では、原作小説の執筆背景を紐解きながら作者とキャラクターの40年におよぶ歩みを紹介するとともに、当時のオモチャ、赤本漫画、映画ポスターなど、人々に鞍馬天狗がどのように受け入れられ愛されたのか、大佛次郎記念館の所蔵資料から見つめます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年8月31日(土)~2025年1月5日(日) |
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会場 |
大佛次郎記念館
![]() |
住所 | 神奈川県横浜市中区山手町113番地 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 月曜休祝日の場合は翌平日 |
観覧料 | 一般 200円(団体150円) 中学生以下 無料 |
TEL | 045-622-5002 |
URL | http://osaragi.yafjp.org/ |
大佛次郎記念館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

ペーター佐藤≪鞍馬天狗 雁のたより≫エアブラシ、1981

「鞍馬天狗」の執筆を始めた頃の大佛次郎

鞍馬天狗シリーズ初の単行本『幕末秘史 鞍馬天狗』 1925年

映画「鞍馬天狗」ポスター 1928 年 、 嵐寛寿郎プロダクション

土門拳≪近藤勇と鞍馬天狗 江東≫1955年(土門拳記念館蔵)