この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
“かな”は、漢字を省略化・簡略化して生み出され、展開した我国独自の文字です。
『源氏物語』の「梅枝」には、「万事が昔に比べて劣ってきて浅薄になっていく末世ではあるが、“かな”だけは素晴らしく発展した」と語られているように、11世紀初頭頃には、各文字を連続させて書く連綿体を用いながら、墨の線状の美しさを充分に発揮させ、流麗で表情豊かな書芸の世界を完成させました。
古筆三色紙《継色紙》《升色紙》《寸松庵色紙》を同時公開します。また、「関戸本古今和歌集切」「高野切古今和歌集切」など、“かな”の黄金期を迎えた11世紀から、「藍紙本万葉集切」「石山切」「大色紙」「今城切古今和歌集」をはじめとする個性的かつ重厚な書風があらわれる11世紀末期から12世紀の作品を中心に、14世紀前半までの“かな”に表現された、多様なスタイルと典雅な美意識、そしてその変遷をたどります。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年1月4日(水)~2017年2月5日(日)
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会場 | 徳川美術館 Google Map |
住所 | 愛知県名古屋市東区徳川町1017 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 ※但し、1月9日(月)は開館、翌10日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 1,200円 高大生 700円 小中生 500円
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TEL | 052-935-6262 |
URL | http://www.tokugawa-art-museum.jp/exhibits/planned/2017/0104/ |
徳川美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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