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栃木県那須郡那珂川町にある、浮世絵師 歌川広重の肉筆画や歌川派の浮世絵版画、小林清親を中心とした明治版画、川村清雄の作品等、「青木コレクション」を中心に展示している美術館である。
1995(平成7)年1月の阪神淡路大震災で被災された青木藤作氏の遺族は、1996(平成8)年4月に、歌川広重の肉筆画を中心とするコレクションを一括して所蔵・展示することを望まれ、コレクション寄贈の申し出を馬頭町(現那珂川町)にされた。
那珂川町馬頭広重美術館は、この個人コレクションの寄贈をもとに、2000(平成12)年に創立された。
青木藤作(あおきとうさく)氏は、1872(明治3)年に、栃木県塩谷郡熟田村狭間田(現さくら市)に生まれ、肥料店を佐久山、氏家、西那須野で営み、実業家として成功するかたわら、広重の肉筆画や版画をはじめとする美術品を収集していた人物である。
美術館の建物は、隈研吾氏の設計によるもので、「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとし、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用している。
美術館全体は、地元産の八溝杉による格子(ルーバー)に包まれ、時間とともに移りゆく光によってさまざまな表情を見せている。内装にも地元材を使い、壁は烏山和紙、床は芦野石によるものである。
展示は、歌川広重の作品を中心に浮世絵や肉筆画のみならず、幕末・明治の絵画、書なども展示される。年に9~10回の企画展・特別展を開催している。
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