
企画展「「御上洛東海道」シリーズ出版160年記念 暁斎の「東海道」」展 同時開催・特別展「『狂斎画譜』の世界」展
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河鍋暁斎記念美術館(かわなべきょうさいきねんびじゅつかん)は、幕末から明治前半にかけて活躍した日本画家・河鍋暁斎とその一門の顕彰を目的として、1977年(昭和52年)に埼玉県蕨市にある、館長 河鍋の自宅を改装して開館した。
所蔵作品は3,300点にものぼり、肉筆・版画の完成作品から作家研究には欠かせない下絵・画稿、さらに版本・挿絵本まで所蔵・展示している。また、ミュージアムショップも併設されており、図録、復刻本や関連書籍、オリジナルグッズなども充実している。
河鍋暁斎は、「浮世絵師」か「狩野派絵師」か、評価の分かれる絵描きといわれ、浮世絵、狩野派双方の素地を持つ。暁斎は、幕末の混沌、明治維新、文明開化と大きく揺れ動いた時代にあっても、縦横に作品を生み出していった、生来の「絵師」であった。
注文とあれば来るもの拒まず、真面目な仏画から顔を背けるような残酷場面、笑いをさそう風刺画まで、あらゆるジャンルを描き尽した。それは、狩野派、浮世絵に限らず、伝統的な土佐・住吉派、円山四条派、琳派、文人画、中国画、西洋人体図等々、学べるもの全てを嚢中にした暁斎だからこその画業であったといえる。
暁斎は、1831年(天保2)、現在の茨城県古河市に藩士・河鍋記右衛門の次男として誕生し、数え年2歳で父が幕府の定火消同心(じょうびけしどうしん)甲斐氏を継いだため家族ともども江戸へ出て以後、1889年(明治22)に亡くなるまで、江戸・東京で活躍した。
暁斎の弟子に、実子の暁雲(明治41年頃没)、暁翠(1868~1935)のほか、明治14年から入門し、親密な師弟関係を結び“Paintings and Studies by Kawanabé Kyōsai”(1911年)を著した英国人建築家ジョサイア・コンドル、絵描きとして昭和まで活躍した真野暁亭、女子の美術教育に携わった島田友春、暁斎・暁翠二代の弟子となった綾部暁月、錦絵も描いた早川松山、起立工商会社の下絵描きなどをした荒木白雲らがいる。
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