この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「ホーム」という言葉には、私たちが過ごす物質的な家、また家に集う集合体である家族、そして故郷や祖国という意味があります。本展タイトルの「ホーム・スイート・ホーム」という言葉は、「愛しい我が家」などとも訳され用いられてきました。
一方、2020年初頭から数年におよんだ新型コロナウイルス感染症によるパンデミック期の「ステイホーム」において、私たちは「ホーム」というものについて意識的、無意識的に思いをめぐらすことを経験しました。あるいは世界各地における難民問題は、国際的な紛争などを背景にますます深刻なものとなり、祖国や故郷というものの意味を突きつけてきます。このようにビターな社会に生きる私たちにとって、「ホーム」とはどのようなものなのでしょうか。
本展は、歴史、記憶、アイデンティティ、私たちの居場所、役割等をキーワードに表現された国内外の現代美術家の作品を紹介します。それらを通して、私たちにとっての「ホーム」、すなわち「家」そして「家族」とは何かということや、所属する地域や社会の変容、あるいは普遍性などを浮かび上がらせることを試みます。
◆ 出品作家(予定)
マリア・ファーラ、潘逸舟、石原海、鎌田友介、リディア・ウラメン、竹村京、アンドロ・ウェクア
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年10月12日(土)~2025年1月13日(月・祝) |
---|---|
会場 |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
![]() |
住所 | 香川県丸亀市浜町80-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 10月15日(火)、11月5日(火)、12月25日(水)~31日(火) ※ただし10月14日、11月4日、2025年1月13日は開館 |
観覧料 | 一般 950円(760円) 大学生 650円(520円) 高校生以下または18歳未満・丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
|
TEL | 0877-24-7755 |
URL | https://www.mimoca.jp/ |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
香川県で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES

アンドロ・ウェクア 《Levan Portrait》 2017年 ©Andro Wekua, Courtesy of the artist, Gladstone Gallery, and Take Ninagawa

マリア・ファーラ 《テラスのある部屋》 2021年, 国立国際美術館所蔵

マリア・ファーラ 「ホーム・スイート・ホーム」 展示風景 (国立国際美術館、2023年) 撮影:福永一夫

マリア・ファーラ 「ホーム・スイート・ホーム」展示風景 (国立国際美術館、2023年) 撮影:福永一夫

潘逸舟 「ホーム・スイート・ホーム」展示風景 (国立国際美術館、2023年) 撮影:福永一夫

石原海 《重力の光》 2021年 「ホーム・スイート・ホーム」 展示風景 (国立国際美術館、2023年) 撮影:福永一夫 作家蔵

鎌田友介 《Japanese Houses》 2023年 「ホーム・スイート・ホーム」展示風景 (国立国際美術館、2023年) 撮影: 福永一夫 作家蔵


竹村京 「ホーム・スイート・ホーム」展示風景 (国立国際美術館、2023年) 撮影: 福永一夫 Courtesy of the artist and Taka Ishii Gallery