この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
昨年、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は開館30周年を迎えました。そして今年は、猪熊弦一郎(1902-1993)の生誕120周年にあたります。この節目にあらためて猪熊の画業を回顧します。
猪熊弦一郎はおよそ70年の画業を通じ、一貫して「美」の表現を追求しました。先人の偉業に学び、身近な自然や生活のなかにたくさんの美しいものを発見して、それらがなぜ美しいのか考え、研究し、何枚も何枚も絵を描いて、新しい美の創造に挑み続けました。
本展は、猪熊が作品として生み出した多様な美と、美への思いを紹介するものです。作品とともに、「色」「形」「単純化」「バランス」といったキーワードや、猪熊が美について述べた言葉などを掲示し、美の探究の軌跡をたどります。
美はどこにでもある、と猪熊は言います。心の窓を開くことで新しい美しさが見えるようになる、とも述べています。本展がきっかけとなって、一人一人が自分にとっての「美しいとは何か」を考え、日々、身辺に美を発見し、生活が彩られることになれば幸いです。
◆ 猪熊弦一郎(いのくまげんいちろう)
1902年香川県高松市生まれ。東京美術学校で藤島武二に師事。画家として、戦前はパリ、戦後は東京、ニューヨーク、ハワイと国内外で活動する。1991年故郷に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館が開館。1993年逝去、90歳。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年4月2日(土)~2022年7月3日(日) |
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会場 |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
![]() |
住所 | 香川県丸亀市浜町80-1 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ※5月2日は開館 |
観覧料 | 一般 950円(760円) 大学生 650円(520円) 常設展の観覧料含む
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TEL | 0877-24-7755 |
URL | http://www.mimoca.org/ |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

猪熊弦一郎《二人の裸婦と一つの顔》1989年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎《緑の中の美しき顔》1992年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎《手の残した言葉》1991年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎《宇宙都市休日》1991年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎《手 フィンガーブラック》1989年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎《楽しい家族》1989年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎《バレリーナの夢想》1950年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎《画室》1932年
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎コレクション 撮影:高橋章