この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
十代の頃の清方は、樋口一葉の著作を愛読し、いつか挿絵を描きたいと切望していました。しかし、明治29年(1896)に一葉が24歳の若さで他界したため、その願いがかなうことはありませんでした。
その後、挿絵画家として当時の人気小説家たちと仕事をするようになり、世間に広く認められ、日本画家へと転身し、近代日本画を代表する画家となります。一葉の文学を敬愛する気持ちは変わることなく、折に触れて画題に取り上げ、とくに『たけくらべ』の主人公・美登利を繰り返し描きました。
本企画展では、一葉の没後120年を記念し、自らの「制作の水上(みなかみ)」と位置づける代表作の一つ《一葉女史の墓》のほか一葉に関する作品を中心に、尾崎紅葉や泉鏡花の著作など、当時の文学との深いかかわりが、秋の情趣が感じられる作品とともに紹介されます。
主な展示作品等
《一葉女史の墓》 明治35年(1905)
《秋宵》 明治36年(1903)
《金色夜叉の絵看板》 明治38年(1905)頃
泉鏡花著『無憂樹』木版口絵 明治39年(1906)
《砧》 昭和22年(1947)
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年9月3日(土)~2016年10月19日(水) |
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会場 | 鎌倉市鏑木清方記念美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 9月20日(火)、10月11日(火) 但し、9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 200円(140円) 小・中学生 100円(70円)
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TEL | 0467-23-6405 |
URL | http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/index.html |
鎌倉市鏑木清方記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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