この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
藤島武二(1867−1943)は、明治、大正、昭和を通じて白馬会や文展、帝展を舞台に活躍し、日本近代洋画を牽引した一人です。洋の東西を融合した華やかな女性像や、晩年、理想の日の出を求めて描いた簡潔な表現の作品で知られています。同時に1896年に東京美術学校西洋画科助教授に就任して以降、多くの若者の指導にあたり、猪熊弦一郎(1902-1993)もその薫陶を受けて画家の道を歩み始めました。
猪熊は、30代後半での足掛け3年のパリ遊学、50歳を越えてからの約20年に及ぶニューヨークでの活動、その後ハワイと東京での制作と、拠点を変えながら描き続けました。その間、具象画から抽象画へと変化し、晩年には具象と抽象の枠を超えた作品を制作しています。
藤島と猪熊の画風は異なりますが、ともに重視していたことが「単純化」でした。それぞれ「サンプリシテ」、「シンプル」と言い、複雑なものをいかに簡潔に表すか、描こうとしている本質を表すためには何を取り除いて何を残すか、残したものをどのように組み立てて描くかを常に考えながら制作に取り組んでいます。
本展では二人の初期から晩年までの作品を紹介します。それぞれの方法で「単純化」を推し進めながら描いた作品をご覧ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年10月1日(金)~2021年12月5日(日)
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会場 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 Google Map |
住所 | 香川県丸亀市浜町80-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 9月21日(火) ※9月20日は開館 |
観覧料 | 一般 950円(760円) 大学生 650円(520円) 高校生以下または18歳未満・丸亀市在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
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TEL | 0877-24-7755 |
URL | http://www.mimoca.org/ |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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