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素晴らしいラインナップの特別展
代表作朝涼を筆頭に清方美人の優品の数々、更に新たな作風に挑戦している金鈴社の画家たちの作品、特に映丘の白描画や大正風俗に取材した作品は興味深いです。清方の金鈴社出品作品も、南画タッチの淡彩の作品数点展示、風景画も上手いのです。他に、道成寺日高川の下絵、金沢絵日記、木版、オフセット口絵と見所は尽きないです。オススメ展覧会。
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大正期の鏑木清方(かぶらき きよかた)の歩みは、日本画壇での地歩を固めるとともに、独自の芸術の創造を模索する道のりで、浮世絵の伝統を継ぐ美人画家として知られてもなお、新たな作域を求め続けました。
その頃、清方が重視していた活動の場に、官設の公募展である文展や帝展に次いで研究団体「金鈴社」がありました。
大正5年(1916)に結成された金鈴社(きんれいしゃ)には、清方と当時、画壇の中堅だった吉川霊華、結城素明、平福百穂、松岡映丘が名を連ねました。それぞれが自由な研究と創作を行い、作品を発表し、互いに批評する。それを各々が制作に活かす会の活動は、大正11年(1922)まで続きました。
清方は、金鈴社同人との交流を通して次第に風景画に傾倒し、風景の詩的世界を美人画に取り入れる新たな画風の確立へ歩みを進めました。
本特別展では、清方の大正期を振り返るとともに、金鈴社とのかかわりを紹介します。
会期 |
2019年4月18日(木)~2019年5月22日(水)
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会場 | 鎌倉市鏑木清方記念美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※ただし、4月29日(月・祝)、 4月30日(火・祝)、5月6日(月・振)は開館 |
観覧料 | 一般 300円(210円) 小・中学生 150円(100円)
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TEL | 0467-23-6405 |
URL | http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/index.html |
◆ 市民講座
鏑木清方の芸術と日本画などについて、鎌倉市鏑木清方記念美術館スタッフによる講座を開催
日時:4月23日(火)~4月27日(土)
13:30~14:30(4月23日~26日)
11:00~12:00(4月27日)
参加費:無料 ※ただし、要観覧料
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代表作朝涼を筆頭に清方美人の優品の数々、更に新たな作風に挑戦している金鈴社の画家たちの作品、特に映丘の白描画や大正風俗に取材した作品は興味深いです。清方の金鈴社出品作品も、南画タッチの淡彩の作品数点展示、風景画も上手いのです。他に、道成寺日高川の下絵、金沢絵日記、木版、オフセット口絵と見所は尽きないです。オススメ展覧会。
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