この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
岡田三郎助と辻永(つじひさし)、2人の画家がともに愛したもの、それは「花」でした。
岡田は、フランスでラファエル・コランの薫陶を受け、作品に花(植物)を描くようになりました。それらは、背景の一部、あるいは着物の模様でありながら、主題である女性の性質や物語を暗示する役割も担っていました。また、薔薇などを描いた静物画も、岡田の画業において重要な位置を占めています。
辻も、花とゆかり深い画家でした。少年の頃、画家になるか植物学者になるか悩んだほどの植物好きであった彼は、生涯を通じて2万点を超える植物画を描き、それらは大著『万花図鑑』『万花譜』として結実しました。
連れ立って写生旅行に出かけることも多かった岡田と辻は、花・植物への関心を共有し、それぞれの作品に反映させていったと考えられています。
岡田と辻の作品にあらわれた「花」をめぐる物語は、近代洋画史において花の果たした役割を明らかにすることでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年3月16日(土)~2019年5月6日(月・振)
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会場 | 佐賀県立美術館 佐賀県立博物館 Google Map |
展示室 | 佐賀県立美術館 4号展示室、OKADA-ROOM 岡田三郎助アトリエ |
住所 | 佐賀県佐賀市城内1-15-23 |
時間 | 9:30~18:00 |
休館日 |
月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜日が休館 |
観覧料 | 無料 |
TEL | 0952-24-3947 |
URL | http://saga-museum.jp/museum/ |
佐賀県立美術館 佐賀県立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 博美セミナー
「花を愛した2人の画家―岡田三郎助と辻永―」
本展にちなみ、岡田三郎助と辻永の交流とそれぞれの作品について、とりわけ「花」との関わりに着目してお話します。
日時:3月23日(土) 13:30~15:00
会場:佐賀県立美術館 2階画廊
講師:岩永亜季(佐賀県立美術館学芸員)
参加費:無料
予約:不要
◆ ギャラリートーク
日時:会期中毎週金曜日 14:00~15:00
会場:佐賀県立美術館 4号展示室及びOKADA-ROOM
案内:佐賀県立美術館 学芸員
◆岡田三郎助アトリエでは、「花」に関わるマルシェやワークショップを計画中です。佐賀県立博物館・美術館ウェブサイトでご確認ください。
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