この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
複合施設「大垣市スイトピアセンター」では、アート×サイエンス(美術×科学)をテーマとする企画展に取り組んでいます。今回の展覧会は、各地の美術館や国際芸術祭等、広く国内外で活躍する注目のメディアアーティスト・クワクボリョウタ氏の個展を開催します。
暮らしの中に生まれる影は、常に移ろい、その姿を留めません。そして、時には思いもしない形を生み出し、私たちに驚きを与えてくれます。そこには、「観る」という行為が、起点として存在します。
観ることは、視覚から始まり、音や、場の空気といった周囲全体に広がると共に、一人一人の記憶に触れ、私たちの内面へと繋がっていきます。つまり、観るという行為は、それ自体が、体験を紡ぐものとも言えるでしょう。
クワクボ氏は、電子部品や機構そのものに着目し、観る人自身が内面で体験を紡ぎ出すような作品を発表してきました。本展では、光と影を素材とした代表作《10番目の感傷(点・線・面)》※を含む3作品に加え、ワークショップを通して、作家と参加者が作り上げる「風景」を展示します。
※ 第14回文化庁メディア芸術祭(2010年) アート部門 優秀賞受賞
◆ クワクボリョウタ (Ryota Kuwakubo)
アーティスト/情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 准教授/多摩美術大学情報デザイン学科 非常勤講師現代美術を学んだ後、1998 年に明和電機との共作《ビットマン》を制作し、エレクトロニクスを使用した作品制作活動を開始。デジタルとアナログ、人間と機械、情報の送り手と受け手など、さまざまな境界線上で生じる事象をクローズアップする作品によって、「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した。その代表作に《ビデオバルブ》、《PLX》、《ニコダマ》などがある。2010年発表のインスタレーション《10番目の感傷(点・線・面)》以降は、観る人自身が内面で体験を紡ぎ出すような作品に着手している。アートユニット、パーフェクトロンとしても活動。『デザインあ展』(2018年/富山県美術館、日本科学未来館)の展示構成などを手がける。
http://ryotakuwakubo.com/
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年12月15日(土)~2019年1月20日(日)
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会場 | 大垣市スイトピアセンター アートギャラリー Google Map |
住所 | 岐阜県大垣市室本町5-51 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
火曜日 12月26日(水) 12月29日(土)~1月3日(木) 1月16日(水) |
観覧料 | 無料 |
TEL | 0584-82-2310 |
URL | http://www.og-bunka.or.jp/ |
大垣市スイトピアセンター アートギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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