この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
鏑木清方の芸術の豊かさの一つに、日本の近代文学との深いつながりがあります。
清方は、少年の頃から文学雑誌を愛好し、特に樋口一葉、泉鏡花の小説に魅了されました。挿絵画家を志す若者にとり、憧れの小説家の挿絵を手がけることは大きな目標となりました。夭折した一葉との対面は果たせませんでしたが、後に鏡花と深い交友を持ち、鏡花の師・尾崎紅葉の知遇も得ました。
日本画壇で活躍するようになってからも、度々文学に取材した作品を描き、さらに小説の人物の魅力を美人画の人物表現に生かすなどし、晩年まで創作の源泉として文学への親しみを持ち続けました。
尾崎紅葉生誕150年にあたる今年、本展覧会では、尾崎紅葉に尊敬の念を寄せていた清方が、名作『金色夜叉』に取材した作品や資料を中心に、泉鏡花など近代文学関連作品のほか、清方の美人画作品もあわせて紹介いたします。
◆主な出品作
《金色夜叉の絵看板》 明治38年(1905)頃
《女歌舞伎》(下絵) 明治43年(1910)
《二人静》 大正6年(1917)
泉鏡花著『三枚續』木版口絵 明治35年(1902)
泉鏡花著『無憂樹』木版口絵 明治39年(1906)
尾崎紅葉著『合本金色夜叉』木版口絵 明治40年(1907)
ほか約50点(全て当館蔵)
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年1月19日(金)~2018年2月25日(日)
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会場 | 鎌倉市鏑木清方記念美術館 Google Map |
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ※2月12日(月・祝)は開館 2月13日(火) |
観覧料 | 一般 200円(140円) 小・中学生 100円(70円)
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TEL | 0467-23-6405 |
URL | http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/exhibition/h29_kikaku_4.html |
鎌倉市鏑木清方記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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