この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
草場佩川(くさばはいせん 1787年~1867年)は、肥前多久に生まれ、多久領の学校の東原庠舎と佐賀藩校の弘道館で学び、早くから学問をはじめ詩文と書画で頭角をあらわしました。
文化8年(1811年)数え年25歳の時、朝鮮通信使との幕府側応接に加わり、その詩文や書画を披露、通信使たちから「奇才」と絶賛され、広く知られる存在となりました。
後に佩川は、佐賀藩校の弘道館の教授をつとめるなど、江戸時代後期から幕末まで長期にわたり佐賀藩を代表する学者、文化人として活躍、多くの人材を育成し、明治維新の前年、慶応3年(1867年)81歳で死去しました。
佩川は、詩書画いずれにも優れた稀有な存在で、「詩を一日に一首」、「文章を一月に五編」を自らに課して、生涯で2万首を超える漢詩と多くの文章を作る一方、自作漢詩を揮毫したり、自作花鳥画に自作漢詩を書き添えるなど、数多くの書画を遺すほか、現存する18歳以降の日記は、佐賀藩及び多久領関係の貴重な記録となっています。
この展覧会では、草場佩川の没後150年に当たり生涯を概観、豊かな才能に恵まれた佩川が遺した書画をはじめとする資料(遺産)を展示して、そのすぐれた業績と敬愛された人物像を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2017年12月22日(金)~2018年2月4日(日)
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会場 | 佐賀県立美術館 佐賀県立博物館 Google Map |
展示室 | 佐賀県立博物館 3号展示室 |
住所 | 佐賀県佐賀市城内1-15-23 |
時間 | 9:30~18:00 |
休館日 |
月曜日 ※1月1日(月曜日・元日)、同8日(月曜日・成人の日)を除く 12月29日(金)~12月31日(日)、1月9日(火) ※多久市郷土資料館は、上記のほか1月1日(月)~3日(水) |
観覧料 | 無料 |
TEL | 0952-24-3947 |
URL | http://saga-museum.jp/museum/ |
佐賀県立美術館 佐賀県立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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