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妖しい美しさに、誰もが魅了されてしまう
ホラー漫画家・伊藤潤二が語る“恐怖のアート”

「伊藤潤二展 誘惑」が、世田谷文学館にて2024年9月1日(日)まで開催

インタビュー

伊藤潤二氏 展覧会会場にて Photo:Yoshiaki Tsutsui
右側のイラストは展示会用に描き下ろした「富江の世界」  ©ジェイアイ/朝日新聞出版
伊藤潤二氏 展覧会会場にて Photo:Yoshiaki Tsutsui
右側のイラストは展示会用に描き下ろした「富江の世界」 ©ジェイアイ/朝日新聞出版

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文・構成(インタビュー):長野辰次

美とグロテスクさが共存する不思議な世界。ホラー漫画家・伊藤潤二氏が生み出した作品に一度でも触れた人は、その妖しい魅力から逃れることができなくなってしまう。殺しても殺しても甦ってくる美少女・富江を主人公にした恐怖譚『富江』シリーズ、町の人たちが「うずまき」状のものに次々と取り憑かれてしまう『うずまき』、自分の顔をした気球が襲ってくる『首吊り気球』……。伊藤氏が発表した漫画は約200点に及び、「コミック界のアカデミー賞」と呼ばれる米国のアイズナー賞をすでに4度受賞するなど、海外での人気も非常に高い。

2024年4月27日(土)から、東京・世田谷文学館で大規模な展覧会「伊藤潤二展 誘惑」が開催されている。伊藤氏にとって国内では初となる大規模な個展であり、600点以上もの自筆原画やイラスト、描き下ろしの新作も公開中だ。

美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ 展覧会情報
伊藤潤二展 誘惑
会場:世田谷文学館
会期:2024年4月27日(土)〜9月1日(日)

多くの人を魅了し続ける、伊藤氏の独創的かつ恐ろしい世界は、どのようにして生まれているのだろうか。展覧会の最終チェックのために世田谷文学館を訪れた伊藤氏が、創作の秘訣と影響を受けた作家や画家について語ってくれた。

日常生活で感じる違和感から生まれる伊藤潤二ワールド

《富江・チークラブ》2023年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版
《富江・チークラブ》2023年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版

伊藤氏の作品はどれも毒々しさが溢れ、女性キャラクターはこの世のものとは思えない美しさをたたえ、背景は強迫観念に取り憑かれたかのようにとても細かく描き込まれている。だが、伊藤氏本人はいたって穏やかで、温厚な人柄だ。こちらの質問に丁寧に、笑顔で応えてくれた。まずは奇抜なアイデアは、どのようにして生まれるのかを尋ねた。

「作品によってアイデアの浮かび方はそれぞれですが、日常生活をしていく中で見たり聞いたりしたことを大切にしています。そうした中から、自分がちょっとした違和感を感じたもの、引っ掛かりを感じたものをネタにしています。といっても、そのまま使うことはせず、斜めから見直したり、逆から考えてみたりするんです。そうすることで面白いアイデアにつながっていくことが多いんです。そうしたネタをどう料理してストーリーにしていくかは、また別の脳みそを使う感じです。偶発的に見つけたネタを、理論的な思考で物語にしていくんです。ああでもない、こうでもないと考えながら、物語に組み立てていきます」

《首吊り気球》1994年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版
《首吊り気球》1994年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版

自分の顔をした不気味な気球が追ってくる『首吊り気球』は入浴中に、ひとりの女の子がナメクジに変身してしまう『なめくじ少女』は洗面所で思いついたそうだ。頭の中で閃いたビジュアルが、伊藤氏の創作において重要なモチーフとなっている。

「洗面所で鏡に向かって舌を出して見たんです。自分の舌がなんだかナメクジっぽいなぁと思い、そこから『なめくじ少女』のアイデアが生まれました。『首吊り気球』は首吊り死体をぶら下げた気球が街にやってくるところまでは考えたんですが、何か足りないなぁと思っていたところ、シャワーを浴びながら頭を洗っていた際に、『自分の顔をした気球が襲ってきたら怖いなぁ』と閃いたんです(笑)。そこからストーリーも、いっきに思いつきました。ビジュアルが決まると、それに向かってストーリーを考えればいいので、つくりやすいですね」

不条理ホラーの根底にあるのは「自分恐怖症」

伊藤氏は「自分恐怖症」という興味深い言葉を口にした。ご本人に説明してもらおう。

 猫好きでも知られる伊藤氏の自画像 ©ジェイアイ/朝日新聞出版
 猫好きでも知られる伊藤氏の自画像 ©ジェイアイ/朝日新聞出版

「最初、『首吊り気球』はただの気球という設定でしたが、気球を自分の顔にしたことで物語になったわけです。私自身が自分に対する恐怖を感じているんです。自分の声を録音したのを聴くのって嫌じゃありませんか? 自分が映った映像を見るのも苦手なんです(苦笑)。そうした自分自身に対する恐怖心というのが、私の作品の根底にはあるのかもしれません」

 伊藤氏が描くホラー漫画はどれも不条理な物語だが、自分たちが暮らす日常と地続きなのかと思わせる、身近さも感じさせる。ホラーコメディ『双一』に登場する小学生の双一は、人気者のクラスメイトを妬み、呪いに掛けるなど悪質ないたずらを度々仕掛けるが、どこか憎めない愛敬もある。もしかすると伊藤氏の分身ではないだろうか……?

「ハハハ、そうですね。私自身の子供時代の要素が若干入っているんでしょうね(笑)。私の子供の頃は大変なオカルトブームで、超能力者のユリ・ゲラーやベストセラーになった『ノストラダムスの大予言』などにワクワクしていたんです。そんな頃の子供たちを描いてみたいと考えたのが『双一』シリーズの始まりでした。最初、双一は脇役のつもりだったんです。健全な明るい子供たちがホラーな事件に巻き込まれ、ちょっとした冒険をすることになるんですが、いつもジョーカーみたいな役どころで登場するキャラとして、双一を考えたんです。私の担当の編集さんから『双一が面白いので、彼を主役にしましょう』と言われ、それで双一を主人公にしたシリーズになったんです(笑)」

いたずら好きな双一と同じように、「こんな漫画を描いたら、みんな驚くだろうな」と嬉々としながら、伊藤氏も執筆に取り組んでいるようだ。

「そういう部分はあるでしょうね。気持ち悪い絵を思いついたときは、ほとんど嫌がらせをしているような気持ちですね(笑)」

双一少年のように、笑ってみせる伊藤氏だった。

デビュー作『富江』は中学時代の体験から

伊藤潤二氏のデビュー作『富江』は、伊藤氏の代表作でもあり、菅野美穂が富江を演じた実写ホラー映画『富江』(1999年)以降、何度も映像化され続けている人気作だ。富江は「伊藤潤二展 誘惑」のメインビジュアルにも起用されている。傲慢な性格だが、彼女の美貌に男たちは逆らえず、次々と身を滅ぼしてしまう。殺しても殺しても、その度に甦ってくる富江は、人間ならざる異形の存在である。富江のモチーフは、中学時代の体験にあったという。

「中学3年のときです。夏休みに同級生の男の子がトラックに跳ねられて亡くなってしまった事故がありました。ショックでした。田舎の中学校だったので、学年には100人くらいしかおらず、その中の1人の友達が急に亡くなったことが、すぐには信じられなかったんです。今にも何食わぬ顔をして現れるんじゃないのかという感覚がありました。そのことから、死んだはずの人間が幽霊とかではなく、生身の人間として帰ってくる話を描いてみたいと思ったんです。トカゲの尻尾がちぎれても再生することと結びついて、一度死んだ少女が何度も甦る物語を組み立てたんです」

 地元の県立中津高校卒業後は名古屋の専門学校を経て、歯科技工士として働き始めた。そんな折、ホラー漫画誌「月刊ハロウィン」が「楳図賞」を設立し、作品を公募していることを知る。小学生の頃から趣味で漫画を描き続けていた伊藤氏は、休日を返上して『富江』を描き上げ、「楳図賞」佳作を受賞。プロの漫画家への道が開くことになった。伊藤氏の描くホラー漫画は、それまでの日本の湿度の高い怪談噺とはひと味違う、クールさやユーモアも感じさせる。「理系ホラー」っぽさを感じると伝えると、伊藤氏は笑って否定した。

「私自身はまったく理系人間ではありません(笑)。歯科技工士専門学校を卒業しましたが、数学や理科は苦手でした。私の作品は理屈っぽいことは理屈っぽいかもしれませんが、正しい科学ではありません。擬似科学ですね。もっともらしいことを装っているだけです。ユーモアに関しては、筒井康隆さんの小説が大好きで、よく読んでいました。阿刀田高さんの『ブラック・ユーモア入門』を読んで、ブラックユーモアというものがあることを知ったんです。筒井さんや阿刀田さんの小説からの影響もかなりあると思います」

魅了された怪奇小説の挿絵画家たち

《血玉樹》1993年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版
《血玉樹》1993年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版

影響を受けた漫画家には、恐怖漫画の第一人者・楳図かずお氏、『エコエコアラザク』などのヒット作で知られる古賀新一氏を挙げる。もう1人、カルトな人気を誇る日野日出志氏も忘れられないそうだ。

「高校を卒業するまで田舎町で暮らしていたので、駅前に書店が一軒あるだけで、あまり豊富に漫画がそろっている環境ではありませんでした。そんな中で好きな作家の作品が入ってくれば、自分のお小遣いで購入していました。ある日、『毒虫小僧』という見慣れないタイトルの背表紙の単行本を見つけ、見たことのない絵と漫画家だなぁと思ったんですが、何か引っかかるものを感じて買って帰ったんです。それが日野日出志先生の作品との出会いでした。家に帰って読み始めたら、もうすっかり日野先生の世界にハマってしまいました(笑)」

日本の作家や漫画家だけではなく、海外のアーティストからの影響も認めている。

「H・R・ギーガーからは影響を受けていると思います。映画『エイリアン』(1979年)に登場するエイリアンの造形は誰にも真似できないものでしょう。ペン画で知られるハリー・クラークやオーブリー・ビアズリーなども好きで、『エドガー・アラン・ポーとその時代の挿絵画家たち』みたいなタイトルの画集も持っていました。ハリー・クラークの描き込んだ暗い絵がすごく気に入って、地元の岐阜で開かれた展覧会にも行きました。主にビアズリーの作品がほとんどでしたが、ハリー・クラークの作品も何点かあったので、食い入るように観た記憶があります。原画を見ると、印刷されたものとは違う面白さが見つかるんです。ハリー・クラークの絵には鉛筆で下書きした跡が残っていましたが、ビアズリーの絵には修正した箇所がひとつも見つからなかったことには驚きました」

「美」と「恐怖」との関係性

《地獄星レミナ》2005年 ©伊藤潤二/小学館
《地獄星レミナ》2005年 ©伊藤潤二/小学館

美しさとグロテスクさが共存するホラー漫画家の伊藤氏に、かねてから聞いてみたい質問があった。「美」と「恐怖」はどのように関係するのかという問いだ。

「ホラー的なアートというのも、ひとつの分野としてあるんじゃないですか。高校時代は美術部に所属していたんですが、その頃は印象派の画家たちのような明るい光の、健全なものがアートだと思っていたんです。でも、映画『エイリアン』がきっかけでギーガーを知り、こんな世界があるんだと驚きました。それからもう少しして、ズジスワフ・ベクシンスキーというポーランドの画家も知りました。幻想的で、悪魔的なアートに魅了されました。陰と陽で言えば、陰の世界。そういった陰の世界の、悪魔的な表現もアートなんだと思います」

あまりにも美しすぎるものに出会うと、恐ろしさを感じてしまうことはないだろうか。例えば、とても美しい夕焼けに遭遇すると、自分は死ぬのではないか、人類はもうすぐ滅亡するのではないか。そんな恐怖心が湧いてくることが筆者にはある。

「あぁ、それはあるかもしれませんね。夕焼けもそうですが、私の場合は宇宙です。宇宙について想像をめぐらせていると、恐怖心が湧いてきます。SFの世界では宇宙って、夢のある世界のように感じていたんですが、NASAの無人探査機ボイジャーが木星の鮮明な画像を送ってきたときは驚きました。太陽からずいぶん離れたところに、あんな巨大な惑星があって、気持ちの悪い模様があることにゾッとしたんです。米国の作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの小説の影響もあるかもしれません。広大な宇宙のことを考えると怖くなってしまうんです」

宇宙を題材にしたスケールの大きな『地獄星レミナ』は、2021年のアイズナー賞を受賞した。伊藤氏の代表作のひとつとなっている。

「『地獄星レミナ』は木星の中に人喰い惑星が入り込んで、そのまま地球に迫ってくるという絵を思いついたです。実際に漫画にしてみると、その通りにはなりませんでしたけど。ラストは投げ飛ばしたように感じるかもしれませんが、『地獄星レミナ』は結末までしっかりストーリーを考えて描いた作品でした」

生みの親を悩ませる「富江の呪い」

《富江》2000年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版
《富江》2000年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版

美しさといえば、やはり『富江』についても語ってもらおう。「この世でいちばん美しい女性」富江だけに、執筆も苦労があるに違いない。

「この世でいちばん美しい……、とは富江本人が言っているんです(笑)。なので、私もそう身構えて描いているわけではありません。でも、それなりに気をつけています。顔にも黄金比があるので、目や鼻の位置には気を遣います。並び位置が少し変わるだけで、美しくもなり、崩れてもしまいますから。裏から透かして見るとデッサンの狂いが分かるので、いつも裏を見たり、鏡に映したりして、デッサンを整えるようにしています」

「富江の呪い」という言葉が、伊藤ワールドにはある。富江は絶世の美女という設定のため、他の作品のヒロインたちも魅力的なキャラクターながら、富江より美しくなりすぎないように配慮しなくてはいけないそうだ。

「小学館さんで『うずまき』の連載を始めた際、『うずまき』のヒロインである五島桐絵は富江より少しだけ平凡な感じにしましたね。富江という絶対的な存在がいるので、相対的に他の女の子たちはちょっとだけ崩さないといけないことになっているんです(苦笑)」

「余白恐怖症」が招く緻密さへのこだわり

《うずまき》2010年 ©伊藤潤二/小学館
《うずまき》2010年 ©伊藤潤二/小学館

描き込みの緻密さでもファンを唸らせる伊藤氏は、ひとコマを描き上げるのに9時間ほど費やすこともあるという。『死びとの恋わずらい』の街に漂う霧は、スクリーントーン※を使わずに一本一本手描きで表現するなど、尋常ではないこだわりを見せている。

「スクリーントーンを使うのが苦手なんです。スクリーントーンを貼って、削り取るのに疲れてしまう。ペンで描いたほうが自分的には楽なんです。余白恐怖症なんでしょうね、白い部分があると描き込まずにはいられないんです(笑)」

※網点や紋様が印刷されたシート。イラストや漫画の原稿に貼り付けて使っていた。

 2014年ごろから、伊藤氏は手描きからデジタルに移行している。

「それまでも仕上げのベタやトーンはデジタルでやっていたんですが、締め切りまで余裕のない仕事があり、ネームから仕上げまでデジタルで試してみたんです。思ったより意外と使えたので、その機会にデジタルに切り替えました。デジタルならリモートでアシスタントに頼むことも可能ですが、ほとんど自分ひとりで描いています。アシスタントに指示するのが大変なので、それなら自分で描いたほうが早いかなと。やはり自分で隅々まで描いたほうが、自分の作品という気がしますし」

奥様はイラストレーターの石黒亜矢子さん。『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』には夫婦で登場し、作品からも楽しげな日常生活が伝わってくる。猫のイラストや妖怪画で知られる石黒さんと共作することはないのだろうか。

「以前、2匹の猫が合体しているイラストをTシャツ用に一緒に描いたことがありますが、共作したのはそのくらいかな。最近ではお笑いコンビ〈都市ボーイズ〉の はやせやすひろさんの著書『闇に染まり、闇を祓う』のカバーイラストを家内が描き、はやせさんの似顔絵の下絵を家内に頼まれて私が描いています。これも共作といえば共作かもしれません。ケンカになるといけないので、無理に共作することはしませんね(笑)」

終始、にこやかに語る伊藤潤二氏だった。世界的なホラーマイスターは、場を和ませることにも優れた魅力的な紳士でもあった。

展示会場内の和室 Photo:Yoshiaki Tsutsui
右側にあるビートルズの絵は、伊藤氏が歯科技工士時代に描いたもの
展示会場内の和室 Photo:Yoshiaki Tsutsui
右側にあるビートルズの絵は、伊藤氏が歯科技工士時代に描いたもの

伊藤潤二 プロフィール
1963年岐阜県中津川市生まれ。東海歯科医療専門学校を卒業後、1986年に「月刊ハロウィン」にて第1回楳図賞に『富江』で佳作入選。1987年にプロデビュー。1999年には『富江』、2000年には『うずまき』が実写映画化されている。2019年に『フランケンシュタイン』でアイズナー賞最優秀コミカライズ賞を受賞。2021年には『地獄星レミナ』でアイズナー賞最優秀アジア作品賞、同作と『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』がBest Writer/Artist賞を受賞。2022年には『死びとの恋わずらい』でアイズナー賞最優秀アジア作品賞を受賞。2023年にはフランスのアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞、米国のサンディエゴ・コミコンでインクポット賞も受賞している。2024年2月には油絵で描いた初めての絵本『こっちをみてる。』(作・となりそうしち)を刊行した。

《死びとの恋わずらい》1997年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版
《死びとの恋わずらい》1997年 ©ジェイアイ/朝日新聞出版

長野辰次

福岡県出身のフリーライター。「キネマ旬報」「映画秘宝」に寄稿するなど、映画やアニメーション関連の取材や執筆が多い。テレビや映画の裏方スタッフ141人を取材した『バックステージヒーローズ』、ネットメディアに連載された映画評を抜粋した電子書籍『パンドラ映画館 コドクによく効く薬』などの著書がある。

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伊藤潤二展 誘惑
会場:世田谷文学館
会期:2024年4月27日(土)〜9月1日(日)

人気漫画家・伊藤潤二初の大規模な個展。約600点の自筆原画やイラスト、絵画作品などを展示。『うずまき』のその後をイメージした新作イラスト「禍々しき桐絵」の他、フィギュア造形師・藤本圭紀氏による「富江」の新作フィギュアなども展示。『死びとの恋わずらい』コーナーには伊藤氏の発案による「おみくじ」(凶が多めとのこと)、『うずまき』の参加型メディアアートなども用意されている。
展示会場にて Photo:Yoshiaki Tsutsui
展示会場にて Photo:Yoshiaki Tsutsui
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ 美術館情報
世田谷文学館|Setagaya Literary Museum
157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10
開館時間:10:00〜18:00(最終入館時間 17:30)
休館日 月曜日 ※ただし4月29日、5月6日、7月15日、8月12日は開館し、翌平日休館

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