ボストン美術館共同企画 特別展「南都仏画―よみがえる奈良天平の美―」
開催期間: ~
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奈良は暑い暑いが、「南都仏画」は必見です!南都の絵仏師の技に注目!
奈良暑いです!鹿さんたちも木陰で休んだり、側溝の水に浸かったりしています。
『南都仏画』というテーマにピンとこないままに、会期早々に出かけました。
導入部の法隆寺金堂壁画に囲まれる国宝《阿弥陀如来および両脇侍像》に迎えられ、終始圧倒されて見終え、仏像館へ回ってこれは再訪しないととメンバーシップに入会したのです。鈍器仕様の図録を読んで再訪しました。
暑い暑い、近鉄奈良からも奈良は微妙にどこも上り坂です。
「法隆寺金堂壁画」と「内山永久寺」と「南都絵仏師」が大きなテーマといっていいでしょう。すべての仏画のもとは「法隆寺金堂壁画」にありました。
仏教研究者の西山厚さんが”X”で「奈良博の「南都仏画」展。担当は谷口耕生さん。10数年前、私(学芸部長)が「永久寺展をやりたい」と言ったら、谷口さんは「永久寺+南都仏画展ができれば」と。ボストン美術館展が日本で開かれることになり、そこに借りたい作品が含まれていたので、あと10年は無理と断念したが、このたび実現!」と投稿されていました。
構想20年が実現!とあったのはそういうことだったのかと。ボストン美は1度作品を展示すると作品保護のために10年は外に出さないそうなので、本展覧会の実現には20年という年月が掛かったわけです。つまり本展に展示されているボストン美の所蔵品に次におめにかかるのは、10年以上先のことになります。(私はもう間に合わない!)
仏画は「法隆寺金堂壁画」で完成されているし、仏像は鎌倉期で完成されているという認識を再確認しました。
今はなき「内山永久寺」は、「西の日光」と呼ばれるほどに繁栄していたそうです。重要文化財《不動明王および八大童子像 》が揃って伝わり、展示されている姿も壮観です。1体1体に躍動感があり、仏師と絵仏師も判明していることも素晴らしい。
エイミーさんも感想に書いておられましたが、「厨子」がまた凄いです!
重要文化財《吉祥天倚像および厨子 》 寛慶作 命尊彩色
命尊さんの彩色、絵具を盛り上げて彩色されて、立体感と陰影も表現されています。絵仏師の精緻な技は見飽きることがありません。
これまで仏像や厨子に彩色したり装飾したりする「絵仏師」のことを考えたことがなかった私には、当たり前に存在したことなのに、その活躍ぶりは驚きでしかありませんでした。しかも西洋のギルドのような組織を作っていて、図像や技術も継承していました。著名な絵仏師の名も今回初めて知ることとなり、メモメモ( ..)φ(すぐ忘れると思いますが)
暑い暑い奈良で、外国人観光客は見かけるが、日本人観光客は暑い暑い京都よりグッと少ない。今ならゆっくりじっくり鑑賞できます。単眼鏡をお忘れなく!
強くお薦めの展覧会です。
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- BY morinousagisan