永青文庫 近代日本画の粋 ―あの猫が帰って来る!―
開催期間: ~
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黒猫と初対面
AA投稿をサボってたらあっちゅーまに半年たってしまった。
たまりにたまったレビューをどうしようかと思うも、とりあえずチケプレ当選分は書いておかねば。
それが永青文庫の黒猫展。ここは初訪問で、とにかくアクセスが田舎者には難解なので行きそびれてた。
加えて、ここに来るからには黒猫出てるときが絶対条件と決めてたから、その機会がなかなかやってこなかった。
訪問日は2025年10月17日。秋晴れの好日、アクセスはこれも初体験の都電荒川線で。
大塚から乗って終点早稲田下車し、スマホでルート確認しながらテクテクと向かう。予想通り、最後の坂はキツかった(笑)
開館20分ぐらい前に到着したら門はまだ閉まってたのでしばらく周囲を散歩して時間つぶす。すぐそばの野間記念館はまだ休館中。再開が楽しみだ。
定刻に門が開き館内へ入り、クラシックなエレベーターで3階へ。ますはお目当ての菱田春草《黒き猫》をじっくりと拝見。
やあ初めましてと声掛けたくなる。が、猫は目を合わせずに木の上でじっとしてるだけ。犬なら尻尾振って飛んでくるだろうが、猫は愛想ないからねえ(笑)
おまけに展示ケースがやや高い位置にあるので、我々人間は上から目線の猫に見下されてるようでもある。
「たまに出てきてやったんだから、よく拝んで帰れよ」とでも思ってるのかな。
猫がいるのは柏の木だ。これは初めて見てわかった。落葉の時期らしく、葉は茶色くなっている。その太い幹に猫がうずくまっている。
実際にそのシーンを春草が見たのか、それとも庭の柏に猫を想像で配したのかはわからぬが、何とも言えぬ画面構成にはやはり見る者をひきつけてやまぬものがある。
猫にじゃあまたと告げて、他の展示も見て回る。
ふと気が付けば展示ケースの下には長持がズラリと並んでる。ケースの下段に位置して暗いから、見せようとしてるのか単に置き場所としてるだけなのか意図が不明。立派な品なので、もっと日の目を当てたらどうかと思う。
3階から2階へと、大観、観山、靫彦等の優品を見て回り、再び3階へと上がる。また来たぜと猫に挨拶しても猫は気にもせずさっきのままだ。
そういえば先ごろ、皆川おさむくんの訃報があったなあと思いだす。この絵の鑑賞にタンゴのBGMは似合わぬが、黒猫と言えばやはりあの曲だと昭和のジジイは感慨に耽るのでありました。
館を出て細川家下屋敷庭園に下りていき、お庭と池を眺めた後、早稲田大学構内へと向かう。
これまた初訪問の會津八一記念博物館が目的。《明暗》、あれほどデカイとは。素晴らしかったです。