ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード
開催期間: ~
クリップ数:8件感想評価:3件
- VIEW15
- THANKS0
だいたいの人が最初に出会う絵画芸術=絵本の世界
4.0
まず最初にネガティブなことを。「世界の絵本パレード」という展示故、当然お子さん連れが通常の展示より多いことが見込まれる訳で、海外作品原画の下には「和訳した絵本の文章」を付けた方が親切であろう、と感じました。
----------------------------------------------------------------------------------
ブラチスラバ世界絵本原画展に出展されたそれぞれの作品の「原画数点+実際の絵本」が展示される形式。
面白いなと思ったのは、「やはり原画の方が訴えてくるものがあるよな」と思う作品と「絵本の方が観やすい」と感じる作品があったことです。印刷技術の問題ではないのですが、なんなのだろう・・・(自分で分かっていないです。)。
展示作の中では、推察するに恐らく「大人にはダニ・トゥレン『一等車の旅』が人気」なような気がします。映像作品になることを想定して作られたような美しい流れがあります。和訳版を出して欲しい。
絵を見ても「これはどういうことを表しているのだろう?」と考えさせられるものは、海外作品の方が多いです。
展示作だけで語れば、海外作品は「大人でも楽しめる」(というか大人こそ楽しめる)ようなものが多く、日本作品は「子供のための作品」感が強いと感じました。日本と海外での「子供感の差、絵本市場の差」など色々な要因があるので、どちらが良いとは言えませんし、近年は日本の絵本市場も「大人の購入」について考えてきているところもあるようです。
子どもが出会う最初期の芸術の一つに「絵本」があると思うので、もっと絵本をめぐる世界が充実していくと良いな、と考えさせられた展示でした。
後半に展示されている日本作品は、撮影可能です。
堀川理万子《海のアトリエ》は、「子供が読んだらこうだけど、大人が読んだらまた違う感じ方」となるようなオール世代向けになっているのも良かったですが、「絵本の中に少し小さく描かれている絵画」を作者が実際の大きさの油絵で描いたものが展示されていて、より作品世界に没入できました。