中世の華・黄金テンペラ画 - 石原靖夫の復元模写 チェンニーノ・チェンニーニ『絵画術の書』を巡る旅
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技術をつなぐ
5.0
テンペラってどうやって描くんだろう?、という謎が解けました。
製作過程が映像も交えて丁寧に説明され、膠や鉱物を顔料に使うところや、金箔に模様を刻むところなどは、日本画や漆工芸に通じるところもあるかも。
石原氏はイタリアで黄金テンペラを学び、日本に帰国。目黒美術館のワークショップで黄金テンペラを指導したお弟子(?)さんたちの作品も並び(見事な作品たち!)、中世から現代へ、西洋から日本へ、師匠から弟子へ、時空を超えて技術が伝承される壮大なつながりに感じ入りました。
シモーネ・マルティーニ〈受胎告知〉は模写は、もうほんとに美しく、特に衣の模様の精緻なこと!模写に纏わるエピソード等ところどころの石原氏のコメントは、なるほどなぁと背景をよく知ることができました。
羊皮紙の祈祷書や、顔料の材料のラピスラズリの大きな塊や金箔が展示されたり、充実した満足度の高い企画でした。目黒区美術館は一帯を含めた再開発計画が話題になっていますが、美術館の歴史とポテンシャルの高さに敬服です。
シモーネ・マルティーニ〈受胎告知〉の模写と、展示室外のアトリエ等、一部撮影可でした。
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