生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展
開催期間: ~
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6月8日に「エッシャー展」を鑑賞して来ました。
5.0
ランチ後、12:40に上野の森美術館へ移動しましたが、チケット売り場も美術館入り口にも行列は無く、すぐに館内へ。狭い会場内は章ごとに8つのコーナーに仕切りされて、第一のコーナーは行列ができていました。若いカップルも多く来場してはいましたが、美術館での鑑賞の仕方を心得ていないと見え、じっと先の列が動くのを待っている人が多く居ました。これもまた混雑と入場制限の待ち時間の遅延の原因であると思いつつ、自分の好みに合った作品を中心に思い通りに鑑賞し、14:00に鑑賞を終えました。
私のお気に入りの作品は、先ずは「バルコニー」というリトグラフ作品です。歪んだ鏡に映した建物を描いている様で、凹凸が逆の鏡を置いたら、元の絵が見えるのではと思う位にバランスが精密に描かれています。
次に「バベルの塔」です。あのブリューゲルの作品とは塔の形が異なりますが、建設途中で終わっている姿は同じ、物凄い高さを感じさせる錯覚に陥ります。
「サンジミニャーノ」は縦と横の線のみを使った木版画ですが、夜の建物の景観が浮き出て来る不思議な作品です。家に飾っておきたい一枚です。
「コルテ、コルシカ島」は山間の古い民家に続く曲がりくねった石段の奥深くまでの奥行き感が見事に木版画で示され、手前の小高い石段の上に座っている一匹の白い猫が更に、その深さを描写しています。
一番のお気に入りは、「静物と街路」です。細い通りを挟んで立っている建物間に洗濯ものを干していて、イタリアの庶民的な町中を描いている様な木版画です。でもよく観ると、手前には2階の窓越しのテーブルに置かれた書籍は加えタバコのパイプが置かれ、その場所から町中を見下ろしている感じなのですが、テーブルと通りの道の高さが一緒なのです。でも違和感が全く無いのが、これまた不思議なのです。
エッシャーには騙されっぱなしでしたが、観ていて飽きの来ない楽しい展覧会でした。記念に図録を買って来ました。
今回の「エッシャー展」は日本初公開の作品ばかりですので、この展覧会もテレビで紹介された以降は大変な混雑となること必至です。展覧会場の最後に位置する仮設のミュージアムショップも30人も入れない位に狭く、こちらも今にパニック状態になる予感がしました。
鑑賞される方は是非、6月中の平日ランチタイムに行かれることを推奨します。
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- BY kaino3suke