NHK大河ドラマ特別展「豊臣兄弟!」
開催期間: ~
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国宝・重文含め逸品揃いの展示ではあるけれど、館内暗過ぎ
3.0
NHK大河、毎週楽しみに見ています。
秀長が直接書いたものや所有していたもの身に着けていたもの等期待していたけれど、
施薬院や他寺院宛の書状がいくつかと、茶入れひとつくらい。
あとは周囲の人々、要するに兄の秀吉からの書状や、家臣達が保持していたであろう大名物など。
そのような周辺の者にまつわる品物の展示がほぼほぼだった、当然と言えば当然ですね。
家臣の横浜一庵や藤堂高虎などの貴重なゆかりの品々等々はすごく興味深かった。
桃山~江戸初期文化を代表するような厚板という能楽衣装や茶筅や硯などもetc.。
なかでも秀長の家臣の桑山元春所用の短刀は、スマホ撮影して注意されてる人がいるくらい注目の一品。
注意された後も、その人はなかなかその前を立ち去らない様子に私は苦笑した。
その人が立ち去った後に私もじっとそれを眺めてみたけれど、私にはそこまでの良さはわからなかった(笑)。
徳川家康直筆の和歌色紙や娘が長谷寺に寄進した釣り灯篭や荒木村重の茶碗などは本当に貴重。
松永久秀から信長→秀吉→家康へと所有者が変わる一国に値すると言われる茶入れは、一見の価値あり、かも。
荒木村重の茶碗は最終的に利休から家康へいったらしいけれど、私的にはなんだか切ない。
もっとも切ない物の流れが、いくつかの刀が秀吉から秀頼、そして最終的に家康の所有となるくだり。
大阪城落城後に焼けた名刀は焼き直され、これまた家康の所有へ。
いくつかそんな例を見てまわると、なぜか胸が痛んだ。
家康が歴史の勝者だからしょうがないと言えばしょうがないんだけど。
秀長の功績や人となりを、ゆかりの品々から読み解いていこうとする今回のこの展覧会で、
家康の圧のなんと大きいことか・・・。
秀長の菩提寺の書状(秀長法事の采配)などからは、
郡山城下の人々にいかに秀長が慕われていたのかが窺えて安堵した。
秀吉が秀長宛に、合戦後か最中かに色々細かい指示をしてる中に、薪は村人に断ってからとってくるように、
みたいに意外にこまかい常識的な指図をしているのにちょっと驚いた。
傍若無人を働く兵士は厳重処分するように、とか。
戦国時代でも、何でもかんでも無茶苦茶したわけではなかったんだ、と。
兄が弟に細かく指図して弟は忠実にそれを実行する、こんな細かい日常のやりとりに強い信頼関係が見てとれた。
写真撮影可能だったのは、最後の最後の秀長公像(奈良・壺坂寺所蔵)のみ。
展示会場は、近年まれにみる暗さで、展示物のみならず、せっかくのキャプションはすごく読みずらい。
展示物を劣化させないためとはいえ、本当に読みずらかった。
当時の書状などは、まず普通に読めないからキャプション頼りなのにそれが読みずらいとどうしようもない。
五摂家が、秀吉が関白になったことで自分たちがなれなかったとグチをこぼす書状や、
家康が大和中納言(秀長)宛に書いた書状など、興味深い書状がけっこう沢山あったのに。
屏風に描かれた合戦図の人物などは、各々が極小だけど緻密に一人ひとり生き生きと描かれていたのに、
暗くて見ずらく残念だった。
いくら展示物を劣化させないためとはいえ、あそこまで暗くする必要はあるのか、すごく疑問です。
初日の午前11時頃行きました。
前売り購入してチケット所持していたので、すっと入場できたけれど、
帰り午後2時前後は、30人くらいの行列がチケット売り場にできてました。
グッズはいろいろ充実してます、1階ロビーで販売なので、入展しなくともグッズは買えます。
ただおそらくこのグッズ類は、この展覧会のため、というより大河放映中はずっと売っていそうな品々です。
図録有り。
展示期間は、
前期7月8日(水)~8月3日(月) 後期8月5日(水)~8月31日(月)