フォンタネージ―イタリアの光・心の風景
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見えるものから見えないものを読み解く
5.0
フォンタネージの作品を見たのは、今回が初めてでしたが、いつも和歌山県立近代美術館を訪れると、コレクション展の入口すぐの壁が、和歌山出身の女流画家、神中糸子の《海岸風景》の指定席のようになっていて、彼女が工部美術学校出身で、フォンタネージというお雇い外国人美術教師の教え子ということで、フォンタネージの名前は知っていました。美術史的には、フォンタネージ>神中糸子、普通は逆なのかもしれませんが。
フォンタネージは58歳で来日して、たった2年間という短い滞在期間でしたが、生徒たちには慕われていて、彼の帰国に失望した生徒たちが多数いたようですが、神中糸子もフォンタネージが帰国した翌年に中退したひとりでした。
そんな彼の人生と重ねつつ、一枚一枚の絵に込められたフォンタネージの気持ちを読み解きながら見た展覧会は、とても感慨深いものでした。
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