ボストン美術館共同企画 特別展「南都仏画―よみがえる奈良天平の美―」
開催期間: ~
クリップ数:38件感想評価:8件
- VIEW473
- THANKS9
期待以上で、好きすぎて滅!
5.0
南都仏画展、よかったです!展覧会としての完成度が高くて、めっちゃ好き。
仏画目的で行ったんですが、仏像も厨子も模写も見応えありすぎ!
仏教美術の展示で「構想20年」なんて奈良博に本気を出されたら、他館は太刀打ちできませんね。
まずは厨子。厨子の良品をここまで並べた展示も珍しいのでは?
中でも、彩色も細工も美しい『愛染明王坐像および厨子』『四方殿舎利厨子』『吉祥天倚像および厨子』の三連発の豪華さといったら!
勝手に「ナラハク 夏の厨子まつり」と名付けて楽しみました。
愛染明王の厨子は天井部分の蓮の葉のような彫刻に梵字を施すという凝りよう。
しゃがみ込んだり、体を90度傾けたり、必死で鑑賞しました。
ボストンからの里帰り作品では『四天王』と『北斗九曜影向図』がよかったです。
四天王はサイズが大きくて、威圧感たっぷり。
影向図は星を擬人化するという変わり春日曼荼羅ですが、來迎図のような斜めの構図に親しみがあるので違和感なく見られます。
今回、明治の神仏分離政策でつぶされた内山永久寺を知ることができました。
伝来の『不動明王および八大童子像』は個々の造形もいいけれど、九躯そろったビジュアルがいいんですよ!
昨年の「超国宝展」と被るものもあるけれど、今回は「南都」の括りで展示しているので、作品と歴史が立体的に感じられてすごく面白い。
それに、何度でも見たい作品ばかりなので、むしろ被ってくれてウェルカムです。
作品の背景が分からないと「仏像、ふーん」で終わっちゃう場合が多いので、会場に設置された図録をめくり、見落とした部分を見に行き、また戻ってを繰り返していたら、全然時間が足りなかった…。
不完全燃焼なので、夏休みの予定を組み直して、また行ってきます。