版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト
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レンブラントの「自画像、口を開けた顔」が見たくて
4.0
レンブラントと言えば「光と影の魔術師」で《夜警》を描いた人とか、さらに年を取るに従ってどんどんしょぼくれていく恐ろしくリアルな自画像を描いた人とか、ともかく油彩画の人と思い込んでいたのですが、実は版画家でもあった、という展覧会です。それもほぼ画家として生きていた間は版画も作っていて、エッチングの技法を深め、あらゆるテーマの版画を作成し、後世の版画家に影響を及ぼした、とのこと。
ちなみにレンブラントの版画で最初に印象に残ったのは《自画像、口を開けた顔》(1630、エッチング)です。51×46mmの小さな作品ですが、目をまん丸くして、ちょっと口をとがらせたレンブラントさんが印象深い。といっても、見たのは森村泰昌さんが、レンブラントに成りきった作品《表情研究III》(1994)で、実物は見たことがなかった。そこで是非とも実物が見たい、と会場へ。
展示は三部構成。第1部でレンブラント作品を肖像、庶民、宗教などのテーマ別で紹介。第2部と第3部でレンブラント作品が後世に与えた影響を解説している。2部は17世紀から18世紀、3部は19世紀から20世紀について。分かりやすいのが第3部で、マティス、ピカソ、ジャコメッティの作品にレンブラントの影響が見えたりする。ちなみに今回、134点が展示される。このうちレンブラント作品は61点。レンブラント作品は21点が国立西洋美術館の所蔵で、38点がオランダのレンブラント・ハウス美術館、そして2点が「黒と白のレンブラント・コレクション」の所蔵となっている。思っていた以上に西洋美術館がレンブラント版画を持っていたのが興味深い。
写真撮影はOK、展示替えはあるが前期後期2点(前期から2点なくなって後期に2点追加)で入れ替えがあるのはレンブラント作品ではない。図録あり。
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- BY komagataya