ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ
開催期間: ~
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16の部屋めぐり、テーマパーク感覚
4.0
ピカソとポールスミスの競演、調合の配分は3:7くらいの印象です。
16の部屋、それぞれ違う空間。それがピカソ作品を基点に作られていて。
ひとつひとつ、歩いて巡るだけで楽しい気分。まるで、テーマパーク感覚です。
ポールスミスが味付けしても、負けないのはピカソ作品のチカラ。
この展覧会は、パリ国立ピカソ美術館の所蔵品の国際巡回展です。そもそもピカソ美術館は、遺族が莫大な相続税を物納した作品で成るコレクション。なので、超有名作品はないが、最後までピカソの元に残っていたもの、幅広いジャンル・年代の力作があり、その一部が巡回しています。その辺りの作品のチカラ度合いが、ポールスミスの味付けと好相性のように感じました。
例えば「03番」の部屋。
かの有名なMoMA所蔵≪アヴィニョンの娘たち≫の習作数点を、ド派手なショッキングピンクの部屋に点在させる味付けです。これ、本物のアヴィニョン娘であれば、作品のパワーを削ってしまいそうで、この演出にはならないでしょうね。良い塩梅です。
私の推しの部屋は「15番」。
これまで世界中で開かれたピカソ展のポスターで埋め尽くされた空間です。
本展のように、強く味付けした空間での展覧会は、作品との相性次第ですが、もっともっと見てみたい。例えば、SOMPO美術館で最近まで開催していたブーダン展もそうでした。期待します。