「ロン・ミュエク」展
開催期間: ~
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ミュエクが寡作な理由がよくわかる
4.0
展示作品数は11点。あとは制作中のアトリエの写真と作品の制作過程を追ったビデオ2本、そして年表の構成。11点と微妙な点数ですが、作品の配置がよくて、ほぼ360度、いろんなところから鑑賞できる。例えばミュエクの顔を4倍にして制作した《マスクⅡ》は背面にまわると空っぽで、正面から見ると顔として見えても、裏から見ると面の皮でしかないことが分かってしまう。見せ方も含めて、作品という感じ。
そして、ぐるぐるとまわって見ているうちに、その大きさもかなり、作品の意味を表しているように思えてくる。ともかく精緻に作れるのに、等身大というのは作らない。実物よりかなり大きいか、少し小さい。例えば《イン・ベッド》は作品の長さが650cmとあるので、普通のベッドの3倍ぐらいのスケールで、人物も3倍の大きさなんだろう。解説によると「体が小さい乳幼児が見たベッドの中の母親とも解釈可能」とある。とまあ、諸々考えながら見ていると11点が妥当なところ、という気がする。
わりと入場者は多いのだけど、作品と作品の間が空いているので、そんなに混雑していない。ロン・ミュエクの作品で見たことがあるのは《イン・ベッド》と十和田市現代美術館にある《スタンディング・ウーマン》だけなので、かなり満足してます。
撮影OK、図録あり。図録は予約ではなく、その場で購入できます。
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- BY komagataya