生誕100年 柚木沙弥郎展

日本民藝館

  • 開催期間:2023年1月13日(金)~2023年4月2日(日)
  • クリップ数:35 件
  • 感想・評価:4 件
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-1
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-2
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-3
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-4
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-5
型染二曲屏風「犬猫」(部分) 柚木沙弥郎 1990年頃 日本民藝館蔵
型染唐草文布(部分)柚木沙弥郎 1990年 日本民藝館蔵
型染瓶文飾布(部分)柚木沙弥郎 2018年 木綿 日本民藝館蔵
型染布「隅」(部分)柚木沙弥郎 2017年 木綿 日本民藝館蔵
型染山羊文暖簾 柚木沙弥郎 1970年代 麻 日本民藝館蔵
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-1
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-1
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-1
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-1
生誕100年 柚木沙弥郎展 日本民藝館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

1922年10月に東京・田端で生まれた染色家の柚木沙弥郎。染を中心に、ガラス絵、版画、肉筆、絵本など、今なお新たな表現への取り組みを継続し、その創作意欲は衰えを知りません。柚木作品の特質はなんといっても、無垢な模様と澄んだ色彩といえるでしょう。それは古い工芸品やプリミティブな造形とも共鳴するみずみずしい生気を放ち、私たちに感動や喜びをもたらしてくれます。

日本民藝館が所蔵する柚木の染色作品は、創設者・ 柳宗悦(1889-1961)が収めた型染や 注染をはじめ、作者寄贈の代表作約40点などで、型染ポスターを併せると130点を超える国内屈指のコレクションを形成しています。

生誕100年を記念する本展では、初作品から近作に至るその染色コレクションを展示すると共に、館収蔵の古作と併陳する新しい試みもおこないます。時代、産地、手法の異なる作物とのコラボレーションをお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年1月13日(金)~2023年4月2日(日)
会場 日本民藝館 Google Map
住所 東京都目黒区駒場4-3-33
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 1,200円
大高生 700円
中小生 200円
TEL03-3467-4527
URLhttps://mingeikan.or.jp/

日本民藝館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

日本民藝館 日本民藝館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

最終日滑り込み。

まさかの最終日まで来れなかったなんて・・・で久々の来訪でした。
もう激混み。見たことない位のレベルで人がいる。
うわぁ~!と思った半面、すごく嬉しかったです。

ただ、浮かれていられたのは玄関まで。
玄関正面の階段に、3枚の布が横断幕のように下がっていたのだが、
向かって一番左の布に釘付けになった。
人を避けながらしばらく眺めて、すごいデザインだなぁ、と思いながら先へ進んだ。
大展示室へ入ると、さっき釘付けになったデザインと似た布がショーケースに飾られていて、みんな写真を撮っている。
奥の方に、さっきのその作品と同シリーズと思しき作品があり、制作年を見るとなんと2010年とあった。
その横の「いいな」と思った作品は、さらに驚きの2016、17年の作品でまたまた衝撃。
もしかしたら今が一番かっこいい作品を作っている気がする。
すごい・・・。

併設展を見ながら、前日に泉屋博古館・東京で見た「安宅コレクション」を思い出していた。
素晴らしい作品ばかりで、解説も丁寧でわかりやすく、面白くてとても為になった。
解説の中に柳宗悦の名前も出てきたし、なんだか日本民藝館にあったらぴったりの作品ばかりで、本当に充実の展覧会を見て上機嫌で帰宅の途に就いた。

そして今日はそれを思い浮かべながら、
民藝館の朝鮮の茶碗の部屋でいつの間にか涙していた。
天下に轟く安宅コレクションの陶磁器も、目の前にある焼き物も素晴らしい以外の言葉もなく、しかし言葉がないということは、やっぱりわかっていないのではないか・・・
素晴らしい、ということだけは間違いはない。
でも深く色々な角度から見ることのできる知識もなければ、
そんなものぶち破るくらいの感性があるわけでもない。
じゃあなんでいいと思うのか?
それはどこかで仕入れた誰かの感性のパクリじゃないのか?
本当に自分の目で、感覚で掴んだものなのか?・・・
次々と湧いてくる厳しい疑問に完全にパニック。背中に嫌な汗が・・・。
浮足立ってた自分に喝入れられたようでショックだったが、
涙が2、3粒こぼれ、じっと花差しを見ていたら落ち着いてきた。
やはりここには魔物が。
そして自分にはホーム。
朝から続いていた頭痛がすっかり消えていた。

落ち着いてから併設展をゆっくり回った。
どれもいいなぁ♡
憑き物が落ちたみたいにリセットされたような気持で、
素直に心から楽しんだ。

渋谷区松濤… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
Tarさん、micco3216さん、uchikoさん、morinousagisanさん、Sukekiyo-Acckermanさん

REPORT

イカスぜ、サミロー!

今ならエモイかな。(それも古い?)
でも、柚木沙弥郎さんの染め物はほんとにイカスんだぜ。

まず、お名前の読み方。
私は最初「ゆずきさやお」と読んだ。ところがそうじゃなくて、「ゆのきさみろう」だった。
ユノキサミローって、なんか…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、さいさん

4.0

繰り返される色彩と文様

日本民芸館は「どこかのおうちににお邪魔してその収集品を飾らずに見させてもらっている」
かのような雰囲気が好きで以前から何度か足を運んでるのだけど
いつも驚くほどに施設の雰囲気と展示が自然にマッチしていて面白い

今回の展示、柚木沙弥郎の数々の作品もそうだ
まるでそこにあるのが当たり前であるかのように
それが当然であるかのように展示され

一歩中に踏み入れた時、階段を上がったとき、部屋に入ったときに
すっと美しく彩られた染織が目に飛び込んでくるのだ

どれもかわいらしく、そしてモチーフがパッとつかみやすい
豊かな色彩とディフォルメのきいたフォルム

ポスター作品もリズミカルに文字が踊り
見てるだけでワクワクさせてくれる

インタビュー映像やコラボの工芸品などもあるのだけど
(とても欲張りな企画)

やはり入り口から入った瞬間のインパクトが良いよなあここは

THANKS!をクリックしたユーザー
sayoriさん

4.0

民芸品とのコラボがとっても良い!

ガラリと入口の戸を空けると正面の階段にドーンと飾られている柚木作品に迎えられる。
大胆で可愛い模様、くっきりとした鮮やかな染め。無垢で童心を忘れない楽しい作品が並ぶ。
異国の農民や沢山の鳥が実に楽しそうな柄になっていたり幾何学模様もリズミカル。二階の渡り廊下には船で釣りしている人の柄や阿吽の横顔が染め抜かれた暖簾などが良い。
大展示室は民芸品や形の面白い工芸品とのコラボが面白い。
ツバメが飛び斑犬がしゃがんでいる。壁の上の方で牛が静かに見つめている。
ガラスケースの中の木の造形は幾何学的でフリーハンドならではの勢いが有る。
何でもない瓶も柚木さんに掛かると、何とも癒やされる作品になって現れる。
もっともっと作品を見たい。
現役の百歳!自由奔放に楽しい作品を作り続けて欲しい。
撮影が大展示室のガラスケースだけなのはちょっと残念。

THANKS!をクリックしたユーザー
sayoriさん、さいさん、morinousagisanさん

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型染二曲屏風「犬猫」(部分) 柚木沙弥郎 1990年頃 日本民藝館蔵

型染唐草文布(部分)柚木沙弥郎 1990年 日本民藝館蔵

型染瓶文飾布(部分)柚木沙弥郎 2018年 木綿 日本民藝館蔵

型染布「隅」(部分)柚木沙弥郎 2017年 木綿 日本民藝館蔵

型染山羊文暖簾 柚木沙弥郎 1970年代 麻 日本民藝館蔵

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