3.0
タイトルに釣られたが・・・。
・貴重な本を立てて展示できない事情はわかるが、
目の前にあるのに表紙やら表側を想像するしかないのは拷問じゃん(泣)・・・
という感想はスタッフも想像できただろうから、
展示方法にもっと工夫があるべきだと感じた。
そこに本マニアの愛情注がないでどないするねん?
・貴重だからか思っていたより少ない。
・日本画家の装丁・デザイン本の展示が色んな意味で中途半端。
エラニー・プレス立てるんなら、これこそ立ててもいいんじゃないの?
・絵画のコレクション、確かに華やかだったけど、統一感のなさがすごくて、
例えば今泉屋博古館・東京でやってる安宅コレクションとか、
「コレクション」としての矜持が凄すぎてハート撃ち抜かれる展示を観た後だと、
何となく「投資」という文字が点滅してしまい、気がのらず・・・。
・渡辺省亭の掛け軸だけは、どきゅーんっ♡でやられた。あれすごいわ。
・総じて、「マネ展」もそうだと思うんだけど、
この美術館のタイトルと展示に対して違和感を抱く人が多いのはうなづけた。
自分もタイトル観ただけでこちらへ伺うことはもうないと思う。
必ず展示リストを事前に確認してからでないと行かない。
というか、こういうことが繰り返されたら「行けない」が正しいかも。
「とりあえず人が入ればいい」という80年代の雑誌編集者みたいな感性は
早く淘汰されてほしいと願っています。