4.0
遊び心が楽しい
タバコは一度も吸ったことないですが、遊び心あふれるライターの数々は興味深かったです。
着火のしかたの紹介は機械仕掛けへの情熱を感じ、
実際にライターを使って火をつける映像は炎のゆらめきが美しく、
ピストル型や、イースターエッグ風、エナメルや漆など、デザインや素材も多様で楽しめました。
ミュージアムショップは、いつもよりライターが多かったような?
解説と写真が充実した小冊子が無料でいただけ、写真撮影もほぼ可で、嬉しかったです。
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ライターは、ヨーロッパで誕生した、主に喫煙に用いられてきた着火具です。現在では使い捨て品もあって、ありふれた存在ですが、その歴史を紐解くと、工夫に富んだ着火の仕掛け、一服の時間を和ませるような遊び心あふれる造形、メッキや塗装で強く美しく加工された金属製品ならではの質感など、機能美と装飾美が同居した魅力が見えてきます。
19世紀後半以降のさまざまな着火具の開発を経て、オイルライターの製造が本格化したのは1920年代のことです。1920年代から50年代にかけては、欧米で当時流行していたアール・デコ調のデザインを取り入れた銘品が数多く生まれました。第二次世界大戦後は、ガスライターの登場とともに大衆化が進み、日本ではライターが輸出産業として発展しました。
本展では、館蔵資料の中から、ライターの前身である様々な着火具をはじめ、ダンヒル、ロンソン、エバンスなどのメーカーが手がけた銘品や、ユニークな造形のテーブルライターなど約200点を展示します。さらに、戦後間もない時期の国産オイルライターを展示し、当館の所在地とも馴染み深い隅田川周辺地域の地場産業でもあったライター産業のあゆみを紹介します。
会期 | 2022年9月10日(土)~2022年12月25日(日) |
---|---|
会場 | たばこと塩の博物館 Google Map |
展示室 | 2階特別展示室 |
住所 | 東京都墨田区横川1-16-3 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 ※但し9月19日、10月10日は開館 9月20日(火)、10月11日(火) |
観覧料 | 大人・大学生 100円 満65歳以上の方(要証明書) 50円 小・中・高校生 50円 |
TEL | 03-3622-8801(代表) |
URL | https://www.tabashio.jp |
4.0
タバコは一度も吸ったことないですが、遊び心あふれるライターの数々は興味深かったです。
着火のしかたの紹介は機械仕掛けへの情熱を感じ、
実際にライターを使って火をつける映像は炎のゆらめきが美しく、
ピストル型や、イースターエッグ風、エナメルや漆など、デザインや素材も多様で楽しめました。
ミュージアムショップは、いつもよりライターが多かったような?
解説と写真が充実した小冊子が無料でいただけ、写真撮影もほぼ可で、嬉しかったです。
4.0
何年か前に問題になって今はそうでもなくなったような覚えがあるが
僕が中高のころはコンビニで気楽に使い捨ての100円ライターが買え
そのころから模型趣味だった僕としてはとても重宝していた
煙草がいかに各国の人々にとって身近で当たり前で
喫煙具が趣向を凝らす日常の「嗜みの」小道具であったかは
たばこと塩の博物館の常連であればだれもが理解していることだと思う
煙草に火をつける道具が今のライターという形になってから
どれだけのバリエーションと趣向を凝らしたアイテムとなっていったのか
「なるほど」という意外性と面白さ
見た目だけでなくギミックも含めて興味をそそられる
時代時代のトレンドをたっぷりと楽しめる展示だ
展示物からいくつかのライターを実際に使い煙草に火をつける
どのように扱われてきたのか非喫煙者にもわかりやすいよう
動画での紹介もあるのはうれしいところ
過去から現代まで
意外と「かわらない」と感じる部分と
「こんなに面白いものがあったのか」という好奇が
いっぺんに感じられる良い展示だったと思う
4.0
今回は煙草の着火具、ヴィンテージ(制作から30~99年の?)ライター、についての特別展です。「たばこと塩の博物館」さんは、なかなか面白い特別展が多く、いつも楽しませて頂いています。喫煙はしませんが、煙草盆に煙管、パイプ、煙草入れ、ライター、などなど喫煙具の意匠細工は、要するに嗜好品ですから、贅をつくしたければつくす、凝りたければ凝る、ってところなのでしょうか、面白いと思い、大好きです。残念ながら私は、着火の仕組みや技術、にはあまり興味がありません。なので今回、専ら意匠を楽しみました。小さいモノの技巧といえば、日本の印籠根付を思いますが、それとはかなり違った方向性です。香水瓶の意匠はターゲットが女性、ライターの意匠はターゲットが男性と、そんな理由からでしょうか、男性ウケの良さそうな意匠デザインが多いです。今回、特に面白かったのはテーブルライターで、ソレをもとにいろいろと話を弾ませる男たちのため、豪華なモノから笑えるモノから、趣味の道具のミニチュアから、ちょっとエッチ系のモノから、超スタイリッシュなモノまで、色々です。携帯用ライターは、時代もあるのでしょうが、洗練されたオシャレが見て取れるモノが多い様です。とても面白く鑑賞させて頂きました。
たばこと塩の博物館は、アクセスの悪さがネックですが、とうきょうスカイツリー駅からの徒歩は結構近くて分かりやすいです。身障者の方は予約すれば駐車場が使えます。入館料は安いですし、常設展も面白かったり懐かしかったりのものが色々あります。行った事のない方はぜひ行っててみて下さい。
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