特別展 西行
―語り継がれる漂泊の歌詠み―

五島美術館

  • 開催期間:2022年10月22日(土)~2022年12月4日(日)
  • クリップ数:22 件
  • 感想・評価:5 件
特別展 西行 ―語り継がれる漂泊の歌詠み― 五島美術館-1
特別展 西行 ―語り継がれる漂泊の歌詠み― 五島美術館-2
西行物語絵巻断簡 室町時代・16世紀 北村美術館蔵
国宝 一品経和歌懐紙 西行筆 平安時代・12世紀 京都国立博物館蔵
特別展 西行 ―語り継がれる漂泊の歌詠み― 五島美術館-1
特別展 西行 ―語り継がれる漂泊の歌詠み― 五島美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

平安時代末期の歌人・西行(さいぎょう 1118~90)は、さまざまなイメージで語り継がれながら、日本の文化に多大な影響を与えてきました。

本展では、世に数点しか伝わらない稀少な西行自筆の手紙をはじめ、「西行」をテーマとした古筆・絵画・書物・工芸など、国宝4件、重要文化財20件を含む名品約100点を一堂に展観します(会期中一部展示替があります)。

中世から近代に至るまで、西行が時を越えて人々の心に語りかけてきたものを探る、今までにない「西行」の展覧会です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年10月22日(土)~2022年12月4日(日)
会場 五島美術館 Google Map
住所 東京都世田谷区上野毛3-9-25
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 1,300円
高・大学生 1,000円
中学生以下 無料
  • ※障害者手帳をお持ちの方、ならびに介助者の方1名は200円引
    ※庭園入園のみ(展覧会を観覧しない場合)は1人300円(中学生以下無料)
    ※館内入場者数制限の都合上、団体割引(20名以上200円引き)は休止しています
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
03-3703-0661(テープ案内)
URLhttps://www.gotoh-museum.or.jp/

五島美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

五島美術館 五島美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

かなり力の入った最高の西行展。

五島美術館「西行展」に行って来ました。日本の文化に多大な影響を与えて来た「西行」。世に数点しか伝わらない稀少な西行自筆の手紙をはじめ、「西行」をテーマとした古筆・絵画・書物・工芸など、国宝4件、重要文化財20件を含む名品約100点を一堂に、中世から近代に至るまで、西行が時を越えて人々の心に語りかけてきたものを探る、今までにない「西行」の展覧会と、開催前からもかなり話題で、その後の評価も高いし、一応若いころは少々短歌をかじっていた自分としては、行かない訳にはいかない展覧会でした。ということで、11月最終日の朝一、展覧会自体も12月4日までなので残り期間が少なく、私と同じチケットを手にした方々が、やっと雨が上がるか上がらないかの開館前の入り口に列を作っていました。それでも思っていたほどの混雑はなく、ゆっくりじっくり見ることができました。皆さんが書かれているように、とても充実した内容で、かつてない素晴らしい西行展でした。美しい文字と詠草料紙に魅せられ、同じ伝西行筆でも多彩な筆跡も楽しめ、絵巻もゆっくり堪能できました。なんだか古の歌詠みに、ちょっと疲れていた心を、ふわっと包まれた感じです。久々に、短歌にチャレンジしてみたい気持ちにもなりました。加えて、いつもながらの庭園の紅葉がまた素晴らしく、雨上がりの濡れた葉が、一層輝いて、もし西行が居たら何と詠むだろう、などと思いつつ、歩きました。

5.0

一堂に会する伝西行の古筆群

古筆、絵巻、肖像画など、様々な美術品から西行に迫る本展覧会。
特に楽しみにしていたのが伝西行の古筆群。
さすがのラインナップで、大変満足な内容でした。

一概に伝西行と言っても、様々な手があります。
個人的には「一条摂政集」が一番好きなので、見られて大満足でした。
また、「小大君集切」、「小色紙」、「曾丹集切」あたりも好きなので、間近で見ることができて満足でした。
心地よいリズムで書かれた古筆には何度見ても飽きない美しさがあります。

伝西行以外にも、定家の「拾遺愚草 下」や俊成の「昭和切」などの古筆のほか、俵屋宗達と烏丸光廣による絵巻など見応えのある作品がたくさん展示されています。
日本の古美術が好きな方にはぜひ見ていただきたい展覧会です。

THANKS!をクリックしたユーザー
ファイさん

4.0

西行について すごい人だと 作品に感銘!

今まで 西行について ほとんど知らず 
2700もの和歌を詠んだ事も知りませんでした。1100年頃の作品がとてもいい状態で保管されて すごかったです。23歳で出家するまでの 絵巻も とても素晴らしかったです。混んでいたので 一つの作品に対してあまりじっくり見れなかったのが 心残りです。

5.0

過去一、質の高い西行展

国宝4件重文20件を含む名品100点が全国から集結。書の展示に定評のある美術館、今回当然ながら本展も書の展示ラインナップは一級です。更に凄いのは絵巻、平治物語絵巻断簡、数系統ある西行物語絵巻の代表作品が集結、書物も重文の平家物語に吾妻鏡、楽しい赤本、黄表紙も多数展示、絵画も奥村政信の肉筆、重美の応挙作品、住吉具慶の画帖、狩野尚信の代表作屏風から鈴木其一、雅邦の大作に小林古径等々、西行に関わる名作展示、後期も凄いラインナップです。おすすめです!

THANKS!をクリックしたユーザー
ぷりんさん、他1人
  • 2
  • BY TK

5.0

西行決定版

西行、かなり凄いです。

西行を丹念に研究して紹介する五島美術館らしい実直で丁寧な展覧会です。
冷泉家時雨亭文庫を始め各所から貴重な作品を借りて質量ともに大充実。
展示替えがかなり多く、会期途中には東博で出番を終えた平治物語絵巻も登場しちゃいます。
国宝もあくまで出品作の一つとして考え大々的に宣伝しないところも奥ゆかしい。
絵巻は徳川、出光、文化庁などから出品で宗達、光琳と大変なことに。
絵画では探幽、応挙、其一、雅邦など見所は尽きません。

すぐに話題になると思いますがまだまだ空いていてどの作品もじっくり楽しめます。
本展こそ後々語り継がれることになる素晴らしい展覧会だと思います。
展示替え追いかけます。
凄いです。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん、mocaさん、morinousagisanさん、Tarさん

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出展作品・関連画像IMAGES

西行物語絵巻断簡 室町時代・16世紀 北村美術館蔵

国宝 一品経和歌懐紙 西行筆 平安時代・12世紀 京都国立博物館蔵

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