永青文庫漆芸コレクション
かがやきの名

永青文庫

  • 開催期間:2022年10月8日(土)~2022年12月11日(日)
  • クリップ数:19 件
  • 感想・評価:4 件
永青文庫漆芸コレクション かがやきの名 永青文庫-1
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「橋桜九曜紋蒔絵硯箱」 江戸時代(18世紀)永青文庫蔵
国宝「時雨螺鈿鞍」 鎌倉時代(13~14世紀)永青文庫蔵
※展示期間 10/8(土)~11/13(日)
「綱代螺鈿貝蒔絵文台硯箱」 江戸時代(18~19世紀)永青文庫蔵 
「牡丹唐草螺鈿馬上杯」 中国 明時代(14~15世紀)永青文庫蔵
「雲龍漆絵輪花食籠」 中国 清時代(18世紀)永青文庫蔵
「楼閣山水螺鈿印籠」 琉球 18世紀 永青文庫蔵
「紫檀地孔雀螺鈿長方箱」 ベトナム 阮時代(19~20世紀)永青文庫蔵
原羊遊斎「雪華文蒔絵印籠」 江戸時代(19世紀)永青文庫蔵
高野松山「獅子蒔絵色紙箱」 昭和2年(1927)永青文庫蔵
横山大観、下村観山、竹内栖鳳「観音猿鶴」明治43年(1910)頃 永青文庫蔵
※展示期間 10/8(土)~11/13(日)
永青文庫漆芸コレクション かがやきの名 永青文庫-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

古くから人々の生活に馴染み深い漆芸品。中国では貝殻を嵌め込む「螺鈿(らでん)」、漆を塗り重ねて文様を彫り表す「彫漆(ちょうしつ)」、漆の表面に点や線を刻んで、そこに金箔などを擦りこむ「鎗金(そうきん)」といった技法が生み出され、日本では金銀粉や色粉を蒔きつける「蒔絵(まきえ)」が独自に発展を遂げるなど、多種多様な作品が制作されました。それらが放つ「かがやき」はアジアのみならず西洋人をも魅了し、漆芸は東洋を象徴するものとなりました。

永青文庫の膨大な漆芸コレクションには、大名調度、馬具、茶道具、楽器など様々な種類が含まれます。さらに、日本だけでなく、中国、朝鮮半島、琉球、東南アジアで制作された作品がみられるのも特徴のひとつです。本展は、永青文庫では実に16年ぶりの展示となる「時雨螺鈿鞍(しぐれらでんくら)」(国宝)をはじめ、選りすぐりの作品を最新の調査結果とともに紹介します。細川家が代々大切にしてきた「かがやきの名品」をこの機会にぜひお楽しみください。

また永青文庫では、「文化財修理プロジェクト」のクラウドファンディングを、昨年度はじめて実施しました。本展では、いただいたご支援をもとに修理した、横山大観・下村観山・竹内栖鳳筆の三幅対「観音猿鶴(かんのんえんかく)」をいち早く公開します。当時の日本画壇を代表する3人の画家が手掛けた貴重な合作をご覧ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年10月8日(土)~2022年12月11日(日)
  • ※会期中、一部展示替があります
会場 永青文庫 Google Map
住所 東京都文京区目白台1-1-1
時間 10:00~16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日 月曜日 
10月11日
※ただし10月10日は開館
観覧料 一般 1,000円
シニア(70歳以上) 800円
大学・高校生 500円
  • ※中学生以下、障害者手帳を提示の方及びその介助者(1名)は無料
TEL03-3941-0850
URLhttps://www.eiseibunko.com/

永青文庫の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

永青文庫 永青文庫

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

ため息が出るほど、美しい。

国宝の『時雨螺鈿鞍』は会期外の為、見ることは叶わなかったが
それでも尚、充分に満足できる内容だ。
日曜日だったが、人は疎らでゆったりと鑑賞できた。
螺鈿細工は見た目にも煌びやかで豪勢だし、富や権力の
象徴としては分かりやすい。誰が見てもうっとりと
してしまうだろう。特に『綱代螺鈿貝蒔絵文台硯箱』は
全面的に白を基調とした螺鈿造りとなっていて中でも異才を放っている。
蒔絵と比べるとやや地味に見えるが堆朱のコレクションも見応えありです。

永青文庫が誇る細川家が大切にしてきた漆芸コレクションは一見の
価値ありです。もうちょっとグッズ展開が多いと尚、良いです。
永青文庫さん、お願いします。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん

5.0

来歴がわかる凄さ

前期に行きそびれて「時雨螺鈿鞍」の展示が終了していたのが残念でしたが、展示替えで出品されていた硯箱がどれも見事でした。

加藤清正所用と伝わる徳利をはじめ、藩主が使ったり、藩主婦人が注文したり、など来歴がちゃんとわかるお品が多数あるのが、永青文庫の凄さです。

4階で蒔絵に目がくらんだあとに、3階に行ってまた目がくらみました。中国、朝鮮、ベトナム、琉球など各国の漆器が並び、漆器の万国博覧会!特に清の堆朱とベトナムの孔雀柄の箱が印象的でした。

今年の秋は蒔絵尽くしで、根津美術館、三井記念美術館に続いて、3つ目でしたが、それぞれ見所満載でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、micco3216さん、Audreyさん

3.0

国宝は360度観たかった

期間限定の国宝螺鈿を見るため訪問。
輝きは弱まっているものの中世の緊密な細工に唸ります。
永青文庫はその出自のため収集したというより集まってきたと考えるのが良さそうです。
近世以降の作品が多く、他の蒔絵展と比較するとどうしても見劣りしてしまいます。
国宝こそ会場中央のケースで展示して欲しい。
修理が完了した観音猿鶴図は竹内栖鳳が抜群に良いです。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん

4.0

大名家のバリエーション豊かな漆芸コレクション、そのかがやきを堪能

東京で唯一の、大名家(細川家)の美術館である永青文庫。今回その膨大な漆芸コレクションから、大名調度、馬具、茶道具、楽器など様々な種類の漆芸品が紹介されています。こちらもこの秋集中の、優れた漆芸展覧会の一つです。特に国宝「時雨螺鈿鞍」は16年ぶりの公開だそう(11/13まで)。螺鈿の超絶技巧を間近に堪能できます。展示は三章構成で、大名家の暮らしを彩る漆芸品/人々を魅了した唐物漆器/蒔絵師たちの美技/の内容。それに期間限定で文化財修理プロジェクト第1弾修理作品「観音猿鶴」(横山大観、下村観山、竹内栖鳳、3幅対)が修理後初公開されています。特に印象的だったのは、一章では「時雨螺鈿鞍」は勿論、「橋桜九曜紋蒔絵硯箱」「茄子型提重」「綱代螺鈿貝蒔絵文台硯箱」など、二章は中国の「布袋堆朱香合」琉球の「楼閣山水螺鈿印籠」など、そして三章の根付印籠の数々皆ですが、特に江戸期の蒔絵師「原羊遊斎」や「飯塚桃葉」の作品など、本当に素晴らしく、やはりこの時代に平安期以来の我が国の蒔絵技術が大きく進歩していた様が窺えます。蒔絵技法などの説明も良かったと思います。全体を通して素晴らしい内容でした。これだけの品々を手放すことなく所蔵し、維持修復しつつ守って来られた細川家は、やはり素晴らしいですね。でも、細川家に伝わるお宝、きっといろいろなエピソードがありそうに思え、その辺もう少し紹介されていたらきっともっと楽しかったなとも思います。そから、やはりショーケースのガラスと照明は今一で、静嘉堂やサントリーを見た後ではどうしても、余計に気になってしまいます。今回私は2019年「大名調度を彩るデザインの世界」展以来で、本当に久々の訪館でしたが、別館はやはり時節柄ということで閉館していました。あとキレイなミニエレベーターが設置されていて、聞けば2015年の設置だそうで、恥ずかしくなりました。コロナ禍もやや落ち着きつつあり、これからはまた時々訪れたいです。漆芸鑑賞の後ついでに、これからは紅葉も始まる季節、文庫館下に続く肥後細川庭園や椿山荘さんの庭園で紅葉狩りも楽しめます。肥後細川庭園でも来月には3年ぶりの紅葉ライトアップも開催される様です。

THANKS!をクリックしたユーザー
Sukekiyo-Acckermanさん、他1人

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「橋桜九曜紋蒔絵硯箱」 江戸時代(18世紀)永青文庫蔵

国宝「時雨螺鈿鞍」 鎌倉時代(13~14世紀)永青文庫蔵
※展示期間 10/8(土)~11/13(日)

「綱代螺鈿貝蒔絵文台硯箱」 江戸時代(18~19世紀)永青文庫蔵 

「牡丹唐草螺鈿馬上杯」 中国 明時代(14~15世紀)永青文庫蔵

「雲龍漆絵輪花食籠」 中国 清時代(18世紀)永青文庫蔵

「楼閣山水螺鈿印籠」 琉球 18世紀 永青文庫蔵

「紫檀地孔雀螺鈿長方箱」 ベトナム 阮時代(19~20世紀)永青文庫蔵

原羊遊斎「雪華文蒔絵印籠」 江戸時代(19世紀)永青文庫蔵

高野松山「獅子蒔絵色紙箱」 昭和2年(1927)永青文庫蔵

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