この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)では、アジアを拠点に活躍する3人の女性アーティストと青森市教育委員会所蔵の文化財による展覧会「いのちの裂け目―布が描き出す近代、青森から」を開催します。
本展覧会は、国際芸術センター青森(ACAC)で行ってきた「青森市所蔵作品展」の流れを汲みつつ、手芸や工芸、伝統文化の技術をもとに現代美術の活動を行うアーティストたちが、裂織や刺し子、ボロをはじめとする風土に根ざした布類や農具など青森の民俗資料から発想した新作や、文化財を用いたインスタレーションを展観し、戦前の女子教育・洋学受容や戦争と花火、台湾原住民族と日本の関わり等をテーマに、現在と地続きである時代をアーティストそれぞれの視点で描き出します。
人が生きる上で欠かせない布を、破壊と再生を繰り返すものとして捉えることで、ジョルジュ・バタイユが大地の「裂け目」である洞窟のなかに人間性と芸術の誕生を見出したように、モノを通して過去から現在へとつながる人間の営みについて考える場となることでしょう。
◆ アーティスト
碓井ゆい(うすい・ゆい)、遠藤薫(えんどう・かおり)、林介文(リン・ジェーウェン/ラバイ・イヨン)
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2020年5月7日(木)～2020年8月30日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
国際芸術センター青森
 Google Map |
| 住所 | 青森県青森市合子沢字山崎152-6 |
| 時間 |
10:00～18:00
|
| 休館日 |
会期中無休 |
| 観覧料 | 無料 |
| TEL | 017-764-5200 |
| URL | http://www.acac-aomori.jp/ |
国際芸術センター青森の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
講演会・イベント情報EVENT INFORMATION
◆ 遠藤薫トーク「閃光・花火・落下傘」
日時：6月1日（月）18:00-19:00
会場：ACAC展示棟ラウンジ
（定員10名、要申込・先着順）
YouTubeでのライブ中継を行います
http://www.youtube.com/user/acacaomori
◆ 鑑賞とワークショップ
「織り紙ファブリック！」
日時：6月21日（日）、7月25日（土）、
8月9日（日）13:30-17:00
会場：ACAC創作棟ワークショップスタジオ
（各回定員5組、要申込・先着順）
◆ 碓井ゆいトーク
（変更前）日時：6月21日（日）14:30-16:00
→7月もしくは8月に延期して実施
※関連イベント等が変更となる場合があります。事前に 公式サイト をご確認ください。
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出展作品・関連画像IMAGES
USUI Yui, demands and resistance（要求と抵抗）, 2019
Photo: Ryohei Tomita, Photo courtesy: Assembridge NAGOYA Executive Committee
USUI Yui, shadow of a coin, 2013-2018
Photo: Shinya Kigure
ENDO Kaori, Gravity and Rainbow「重力と虹霓」, 2019 Photo: KATO Ken
ENDO Kaori, Uesu (waste), 2018
LIN Gieh-Wen(Labay Eyong), weaving roads（織路）, 2015-2016
LIN Gieh-Wen(Labay Eyong), Red Dinosaur, 2019