5.0
明治、大正、昭和をもう一度
新型コロナウイルスで
休館中の美術館が多い中、開館!
感謝!
3月14日15時頃行ってきた。
感染予防に良いとされる、
間隔(1メートル?)を充分確保できる人出だった。
さて、津田青楓。だれ?
1880~1978年 京都出身。
明治13年に生まれ、
大正、昭和と三つの時代に活躍したらしい。
展示会場、1階には前半生の作品。
琳派を参考にしたらしい、
美しく華やかな図案帳。
夏目漱石に絵を教えていたらしく、
青楓装幀の本も。
刺繍作品もある。
20歳代、日露戦争従軍、
国費でフランス留学もしている。
展示会場、2階は後半生。
国が管理した文展と対抗した、
二科会設立メンバーだった青楓、
自由に洋画を描く。展示は裸婦多め?
東京、愛知、京都と画塾も開き、
合わせて100人以上の塾生がいたらしい。
昭和の始め、作品「犠牲者」で、
小林多喜二の拷問死を描いて、留置される。
その時の新聞記事も展示されている。
二度と洋画は描かないと宣言。
その後は、
以前から描いていた、
南画や良寛の書の研究に、
よりいっそう力を注いだようだ。
明るい色彩で描かれた、
大きな南画作品を見て少しほっとした。
100歳近くまで生きた青楓、
最初にどの作品を見るかで、
かなり印象が変わりそう。
行ってから気がついた。
前期、後期(3月24日~)と展示替えあり。