この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
江戸時代後半、主要な街道の整備が整い、旅や地方の情報が出版され、庶民の間でも伊勢参りや金比羅参りなどの参詣の旅が多く行われるようになりました。それに伴い寺社仏閣周辺や街道沿いには、その場でしか食べられない名物、軽くて持ち運びのしやすいお土産を商う店が並び、旅人たちを楽しませました。
また、「吾妻錦絵」と呼ばれた多色摺りの浮世絵版画は江戸のお土産として求められ、広重が得意とした「名所絵」は旅行案内の役割も果たしました。
本展では、広重の描いた東海道の揃物とともに東海道の名物やお土産がとともに、各地域の多様な文化をめぐる展覧会です。
◆Part1 東海道五拾三次(狂歌入東海道)全56枚
画中にこっけいな内容を読んだ「狂歌」が添えられているため、通称「狂歌入東海道」と呼ばれています。Part2で紹介されている「行書東海道」とともに、広重の代表作である「保永堂版東海道」の次に刊行された東海道シリーズの一つです。
◆Part2 東海道五十三次之内(行書東海道) 全56枚
名所の風景とともに、各宿場の名物や食べ物が多く登場します。タイトルの字体が行書体で描かれていることから、通称「行書東海道」と呼ばれています。Part1で紹介されている「狂歌入東海道」と同じく広重が40代半ばに描いたシリーズです。
◆Part3 五十三次(人物東海道)全56枚
美人風俗をはじめ、旅人や人足など、東海道の風景を背景として、人物が大きく描かれていることから、通称「人物東海道」と呼ばれています。広重が50代に描いたシリーズです。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2016年4月5日(火)~2016年7月10日(日)
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会場 | 静岡市東海道広重美術館 Google Map |
住所 | 静岡県静岡市清水区由比297-1 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 ・月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館 ・年末年始(12/28~1/4) |
観覧料 | 一般 510 円(410 円) 大学生・高校生 300 円(240 円) 中学生・小学生 120 円(100 円)
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TEL | 054-375-4454 |
URL | http://tokaido-hiroshige.jp/ |
静岡市東海道広重美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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