この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
水辺に佇む民家。その風景は、水が人々の豊かな生活を支えてきた証だといえるでしょう。時に厳しい自然は人々の生活をおびやかしますが、海や川は、常に人々へ多くの実りと恵みをもたらしてきました。
戦後、全国各地を訪ね、伝統的な民家を描き続けた洋画家・向井潤吉(1901-1995)は、山間や町の風景だけでなく、そうした水辺の情景を描いた作品も数多く残しました。海や川に寄り添うように佇む民家の姿、そして漁や田植えといった、人々の風土に根ざした生活にも、目を向けています。
向井は、木々の枝ぶりや生い茂る草花を、ごく細い筆を用いて細密に描き出し、清らかな小川の流れや、満々と水をたたえて白く光る川面もまた、巧みな筆遣いであらわすことによって、静かさと穏やかさにあふれた画面を創り出しています。
本展では、向井潤吉アトリエ館所蔵の油彩作品、水彩作品の中から、水辺にある民家と、そこで暮らす人々の生活の様子を描いた作品が紹介されます。向井の多彩な絵画表現に触れつつ、水辺ならではの風情が楽しめます。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2016年4月2日(土)~2016年7月24日(日) |
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会場 | 世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館 Google Map |
住所 | 東京都世田谷区弦巻2-5-1 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ただし、祝・休日と重なった場合は開館し、翌平日休館 |
観覧料 | 一般 200円(160円) 大高生 150円(120円) 65歳以上・中小生 100円(80円) ※( )内は20名以上の団体料金
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TEL | 03-5450-9581 |
URL | http://www.mukaijunkichi-annex.jp/ |
世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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