この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
伊勢長島藩第5代藩主・増山正賢(1754-1819)は、書画に長けた文人大名として、「雪斎」の号で知られています。
画は、清の沈南蘋(しん なんぴん)に私淑し、山水人物から花卉草虫に至るまで、数多くの作品を遺しました。
とりわけ、虫類を真写した博物図譜、南蘋流の花鳥画にみられる表現の精緻は、高く評価されてきました。
雪斎の細やかな写生は、江戸博物学の発展という時代背景とともに、愛護の心に富んだ人格によるものといえます。
雪斎の師友に対する情は篤く、江戸詰のお抱え絵師の春木南湖を長崎に遊学させて、来舶清人・費晴湖(ひ せいこ)などに画を学ばせるなど厚遇し、また大坂の木村蒹葭堂が零落した時は、しばらく領内にて庇護し、その苦境を支えました。
藩も身分も越えた親交は、雪斎の文人的教養を高めるにとどまらず、長島藩の文化振興にも影響を与えました。
本展覧会では、没後200年という節目の年にあたって、雪斎の業績を顕彰し、雪斎の画業をたどる作品、雪斎とこの地に関わりのある画家の作品を広く紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年4月20日(土)~2019年6月16日(日)
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会場 | 三重県立美術館 Google Map |
住所 | 三重県津市大谷町11 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 5月7日(火) ※ただし4月29日、5月6日開館 |
観覧料 | 一般 900円(700円) 学生 700円(500円) 高校生以下 無料
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TEL | 059-227-2100 |
URL | http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/index.shtm |
三重県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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