この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
幼少期から文芸に親しみ育った鏑木清方は、16歳の年に初めて新聞の連載小説に挿絵を描き挿絵画家として画業を始めました。当時、愛読していた樋口一葉(1872-1896)や泉鏡花(1873-1939)の作品へ挿絵を描くことを目標に修行を重ね、人気の挿絵画家となっていきます。
明治29年に夭折した樋口一葉と対面することはかないませんでしたが、明治35年には、《一葉女史の墓》で『たけくらべ』の主人公・美登利を描き、一葉と美登利への想いを作品に表しました。また、『にごりえ』の各場面を文章とともに描いた《にごりえ》(昭和9年)は卓上芸術の名作といえます。
一方、泉鏡花とは明治34年に初対面を果たし、翌年一月に発行された『三枚續』で、口絵と装丁を担当、かねてからの念願をかなえます。以降、清方は「高野聖」「註文帳」など鏡花の物語を描き続け、公私にわたり親交を深めました。
本企画展では、今年没後130年となる樋口一葉と、盟友・泉鏡花の著作に取材した作品のほか、木版口絵や書籍の装丁などを展示し、清方の熱い文学愛を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年9月2日(水)~2026年10月18日(日) |
|---|---|
| 会場 |
鎌倉市鏑木清方記念美術館
|
| 住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下一丁目5番25号 |
| 時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日、9月24日(木)、10月13日(火) ※9月21日(月・祝)と10月12日(月・祝)を除く |
| 観覧料 | 一般 300円 小・中学生 無料 |
| TEL | 0467-23-6405 |
| URL | http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/index.html |
鎌倉市鏑木清方記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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《一葉女史の墓》 明治35年(1902) 鎌倉市鏑木清方記念美術館蔵