美の旅人
「新・美の巨人たち」にはアートトラベラーというゲストが毎回登場しています。
でもこれは、「美術を求めて旅に出る人」という意味合いが大きい。
だって「旅の情報や作品へのアクセスもていねいに伝えます」と記載されていますから。
旅先で美に触れる・・というのがアートトラベラーなら、ちょっと私の求めているものと違う。
地元の美術館に行くだけでもいいのだし、一冊の本だけでも美に触れることができる。
むしろその作品の世界を旅する旅人・・その人たちを何と呼べばいいのでしょう。
美術愛好家なら。Art Loverでいいのかもしれません。
しかし、単に「LOVER」だけで終わらせたくない。もっと旅情というか浪漫が欲しい。。
あるいは探究者・・Art Inquirer? いやこれでは少々鯱張ってる。もう少し気楽に・・
となるとやっぱり Art Tripperがいいのだろうか?
Tripperは「軽快に歩く人」という意味で多く使われますが、英語では「(短い)観光旅行者」という意味もある。
最も「つまづく人」とっか「つまづかせる人」なんて意味もあるようだし、「幻覚剤使用者」としても使われるらしい。
でも、美術っていい意味で幻覚剤なのかもしれない・・つまづくのは勘弁してほしいが、
絵画の何かに引っかかる・・という意味なら悪くないだろう・・
ということで勝手ながら、現実・空想に関わらず、アート世界を旅する旅人の事を
「アートリッパー」という造語で語っていきたいと思います。